616鞍目〜地球を意識する

2020年11月7日(土)

流鏑馬練習の後、お昼を食べ終わったら、いつもと違うグランドに集まって翌日のイベントの練習です。

私のお相手は今年4歳のクロム嬢です。おっとりとした可愛い子翌日のイベントの本番ではスタッフのAさんと相乗りします。

クロムちゃんはお正月の初詣外乗でご一緒した仲

初詣外乗

『雪中短期弓練合宿〜2日目午前〜初詣外乗』

この時は私が側溝、用水路というものを知らなくてご迷惑をおかけしました今度は私がリード出来る様に頑張ります

実は翌日が馬の運動会で、5種目中3種目、出場させて頂けることになっています。

1種目　ジムカーナ

2種目　琴平(馬の椅子取りゲーム)

3種目　速歩バレル(ウエスタン競技)

4種目　トレイル(ウエスタン競技)

5種目　ダルマさんが転んだ

ダルマさんが転んだ、は学生さんたちの競技で私は参加資格なし。会員は1人2種目までエントリー可能、ということで、私がエントリーしたのはジムカーナとトレイルなんですが、遠方から来てくれたとして、おまけで琴平も出させて頂きました優しい✨

ジムカーナは1回だけホームクラブで出たことあるのですが、琴平もトレイルも初めてで、練習させてください、とお願いしてこのレッスンになりました。

特にトレイルって、バックしての車庫入れとかゲートを片手で開け閉めするとか、予習がないと出来ない事ばかり皆さんブリティッシュのクラブに通ってますか私もそうなので、ウエスタンの競技が全く分からなくて

ウエスタンの競技はこんな感じのようです。

トレイル　ウエスタン馬術の紹介

トレイル - ウエスタン馬術の紹介 - リアルウエスタン

私たちは簡単な初心者競技ですが、上手な方々がやるとこんな感じになるようです。

ちゃんと出来たら格好いいですね

①馬に乗る時の姿勢

さてレッスン。まず基本の股がり方から。脚をストンと下に落として、普通に乗っている状態。速歩になっても駈歩になっても基本の姿勢は変えない。その時意識するのは馬の背中ではなくて地球🌏

地球に対して真っ直ぐ垂直に乗る

コレが大切。外乗に行くと上り坂は前傾して、下り坂は後傾して、と言われますが、それは馬の背ではなくて、地球に対して垂直に姿勢を保つ、という意味です、と。

その意識で蹄跡を周ります。最初は常歩で、次に軽速歩で。クロムちゃんは基本重たい馬ですが、カカトを使わずに、まずは内腿で圧迫して、それでも伝わらなければ脚、舌鼓を使い、カカトは最終に使うように、それでも駄目なら鞭を使うように、ということでした。脚ってなかなか使えずについカカトでトントンしてしまうクセがあるので気をつけたいところ。基本って難しい

②回転の仕方

トレイルの競技である「回転」。小さな回転ですが、ブリティッシュのピルエットとも少し違って、小さい巻乗りのようです。内方脚を馬の肩につけて「こっち来ないで」と軸を作り、外方脚でトントンと「回って〜」と指示をします。きょとん顔のクロムちゃんでしたが、左右差もなく綺麗に回ってくれました

③キャバレッティ

ブリティッシュのジムカーナでも、ウエスタンのトレイルでもキャバレッティは出てきます。ジムカーナはコツンと馬の蹄がキャバレッティに当たってしまっても減点にはなりませんが、トレイルでは減点です。

綺麗に木琴のような音を奏でるクロムちゃん手綱の持ち方や体重のかけ方、バランスを変えてみても、なかなか上手くいかないので、キャバレッティの前で一時停止してクロムちゃんによーくキャバレッティを見せますが。。。

「見てないよ〜」

と皆さんに言われて、手綱をちょちょんと引いて少し詰めてハミを受けさせます。この子、まだまだ色々出来ないことが多い赤ちゃんなんですが、ハミは受けるんですよハミを受けた状態で見せますが。。。

きょとん顔してます。。。。

「見たコレを跨ぐのよ」

優しくスタート。コンコンコン綺麗な木琴常歩でも速歩でも、これ以上は無理でした

④後退(バック)

トレイル競技では後退(バック)があります。馬で車庫入れをする感じです。手綱をキュキュッと持って、ハミを受けさせたら、脚を使って後肢を動かすように指示します。馬の右脚を後ろに動かしたい時には、ハミと脚で右を動かすように指示して、動いたら今度は左脚を。バックは苦手な子、と聞いてはいましたが、理解はしてくれていました。が、右に寄れていくので、左にバックを大きくするか、右にバックをもっと小さくするかの指示の工夫が必要です。難しい〜

⑤駈歩発進

トレイルで10mの駈歩の巻乗りがあります。駈歩発進で苦労したことなんてここしばらくなかったのですが。。。。全然出来なくて他のメンバーを待たせてるって思うとますます焦って出来なくて

先生に

「色々考え過ぎです」

「身体硬いですよ〜」

「普段のレッスンでは正反動をもっと練習してください」

とまで言われてしまいましたあ、そうなんです正反動苦手なんです障害では正反動しないしなんてね、言い訳です。馬の背中に優しくないですからね、もっと頑張って練習します

で、先生のアドバイスとしては

「脚引いて、姿勢はこうで、手綱はこうで、って色々考えすぎて身体が硬いんですよ。もっと、

駈歩、頑張ろうね〜

と軽い気持ちでやってみてください」

と言われてムキになってしまった自分を反省して、鞭をお借りした上で、

「クロム、楽しいねえ〜駈歩頑張ろうね〜」

と肩を落としてやってみたら、

駈歩出た

この後は鞭を持たなくても駈歩が出来ました。何とか出来たところでタイムアップどころか、なんか大幅に時間をオーバーしてたみたい

この時間も追尾システムで広角で動画を撮ってくださっていました。事務所のTV画面をスマホでパシャリとした写真がこちら

先生、先輩方、クロムちゃん、楽しいレッスンをありがとうございました明日の運動会、頑張ろうね楽しみ〜

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