クラブの大好きな先輩キラキラに勧められて読んでみました本流れ星ルンルン古い小説で、映画化されて話題になったそうなので、小説を読んだり映画を見た方も多いかと思います。私は馬歴が短いのもあり、こういう小説や映画って殆ど知らないんです〜。もし面白いのがあったら教えてくださいねちょうちょイエローハーツキラキラ


*あらすじ*
*ある初雪の朝、13歳の少女グレースは、乗馬中の事故で親友と片足を失った。自責の念と将来への絶望から、彼女は自分の殻に閉じこもる。愛馬ピルグリムは大怪我を負いながらも生き延びたが、人間への不信から手のつけられない凶暴な馬となった。伝説的なカウボーイ、馬に囁く男の存在を知った母アニーは、馬を救うことが娘を癒すことになると確信し、遠路モンタナの牧場へと旅立つ…。*

**


雪の朝、誕生日に買って貰ったばかりの馬、馬は初めて見た雪に興奮している。親にもトレーナーにも内緒で馬で出かける13歳の少女。

連勤中のトラック運転手。雪が降ってきたがチェーンを忘れたことに気がつく。。。

もう最初からフラグが立ち過ぎていて、読み進むことも出来ず、しばらく放置。意を決して読み進めたら、思った通りの事故が起こりアセアセタラーアセアセタラー

事故の描写がツラ過ぎて、またしばらく放置していましたが、図書館の返却期限があるので、そろそろと読み進んでみました。そのあとは一気に読み終えました。

***

この世界には「ホースウィスパラー」と呼ばれる人達がいます。彼らは馬の心を瞬時に掴み、その病んだ心を癒す術を知っています。不幸な事故で心と身体に傷を負った馬と少女の為に、少女の母親は探し当てたホースウィスパラーに馬の治療を頼み込み、馬と少女の心の傷を癒すことを試みます。

上巻161ページ目。
「彼らはこの動物の心の中を覗き込み、そこに見つけた傷を癒す術を知っていた」

「彼らは病んだ馬のぴんと立てられた耳の中に秘密の言葉をささやいた(ウィスパー)ので、いつからかホースウィスパラーと呼ばれるようになった。」

「ある者は何頭もの馬を(中略)ちらりと一瞥するだけで立ちすくませたという」。。。え、それD先生!!!?!?

事故の時の馬がまた勇敢で読み返すと涙が出ますタラーアセアセタラーアセアセ


上巻42ページ〜43ページ
「黒い馬が振り向いて、彼(トラック運転手)を正面から睨んだ。その馬は挑むように前肢を上げそれから一瞬その肢を下ろしたが、ふたたび首を上げて棒立ちになり、今度は跳びかかってきた。馬は後ろ肢にありったけの力をこめて跳ね上がり、ラジエーターグリルを障害みたいに跳びこえて、運転席に襲いかかった。蹄鉄がボンネットの上に打ち下ろされ、滑って激しい火花を上げた。ひづめがすさまじい音を立ててフロントガラスに衝突し、一面に亀裂が走った。(ちょいちょい中略しています)」


大事故からなんとか生還したものの、心を病んでしまい、人を拒絶するようになってしまった馬に接し、ホースウィスパラーがその馬の目から読み取ったのは絶望でした。

上巻45 ページ〜46ページ
「ずっと馬の目に浮かんでいたものが何だったのかを彼は悟った。それは世界の全面的崩壊だった。自分自身や周囲の全てに対する信頼が、がらがら音を立てて崩れてしまったのだ。馬は自分が愛し信頼してきた人たちに裏切られた。」

「もしかすると馬は自分自身を責めているのかもしれない。未熟さから危険に陥った乗り手を、馬が守ろうとするのを彼は何度も目撃したことがある。馬は乗り手を守れなかった。馬は少女をトラックから守ろうとしたのにその結果得た物は、苦痛と罰でしかなかった。」

ホースウィスパラーはこの馬を治療したいと切に思い、根気よく馬を治療し、最終的に少女が馬に再び乗る事が出来た時のエピソードは印象的でした。ホースウィスパラーの献身的な治療が功を奏したのですが、そもそも、この患者である馬に知性と勇敢さが備わっていたからこそ、治療が成功したのだと私は感じました。

下巻286ページ
「彼は崖っぷちに行って、下を覗いて見ることを選んだ。そしてそこにあるものを見て、それを受け入れる事を選んだんだ」

下巻287ページ
「大切なのは心の中で何が起こっているかだ。生きることがどういうことかをしっかりと見てとり、それを受け入れて、どんなに苦しくても、それに忠実に生きることが大切なんだ。なぜなら忠実に生きなければ、もっともっと苦しまなければならないからだ。」

これは作者がこの作品で最も言いたかった事ではないかと思います。人間でもありますよね。弱さから真実から目を背ける事で、結局後を引きずってしまう事。きちんと事実に向き合うことの大切さを訴えられたと感じました。

このお話の後半は人間ドラマが中心となり、馬はあくまでも素材となってしまったのが少々残念でした。

解説を読むと、本作品がロバート・レッドフォード主演・監督で映画になった時(邦題「モンタナの風に抱かれて」)は、現代のホースウィスパラーと呼ばれるバック・ブラナマン氏がテクニカルアドバイザーとして馬のトレーニングシーンに撮影に協力していると知り、俄然映画も見たくなりました。どうか馬の怪我などはメイクでありますようにと祈りながらも。。映画の評判を聞くと、原作よりやはり恋愛模様にメインが置かれているそうですが。。。。恋愛ものが苦手なわけではないのですが、馬メインが良かったなーなんて思うのは、馬乗りゆえw。それでもやっぱり馬のシーンが確認したいなって思いますウインク映画も見たら、また感想を書きまーす流れ星キラキラルンルン



***

さて、うちの子は私を庇ってトラックに戦いを挑んでくれるかな!??

衝立の下から盗撮カメラ
ねーねーキラキラモンちゃん〜音符ルンルンキラキラどうお〜!?
こっち見てる爆笑雷ハートブレイク雷怖い顔雷ハートブレイク雷

人が買い与えた馬着を着てキャップセーターデニム
人を小馬鹿にした目で睨む子雷ハートブレイク雷ハートブレイク雷
そして無視ですか〜〜アセアセタラーアセアセタラー雷アセアセ雷アセアセ

私が手持ちのバナナもポカリも全て放出して、なくなった途端にコレですよえータラータラータラー

多分トラックに遭遇したら、私を置いて、一目散に逃げるタイプだわ💨💨ま、そうして欲しいですけどねwウインクラブラブキラキラルンルン音符

またねバイバイキラキラバイバイキラキラ