10:00 D先生 モンドール(障害)
この日は外の試合があったので、U先生もW先生も不在。クラブに1時間半近くかかって通っている私はクラブに来ると2鞍乗りたいタイプなのですが、この日はD先生の1鞍のみ。これはこれで充実なのですが
朝から跳ぶんか大変だな
とD先生に笑われます
最近元気過ぎて困る、という平日での噂を確認すると
「元気元気元気過ぎる」
笑顔のD先生元気の方向性が気になりますが、モンドールが元気なら私はハッピーです
私が跨る間、モンドールの頭を抑えてくださるD先生。小さい声で「落とせっ落とせっ」ってモンちゃんに囁いていますが、どういうことよ
ゆるゆる手綱でフラットワーク。モンドールは常歩の時間が大切。いつもと変わらぬおっとりなテケテケ歩き。腰で押さないように、脚だけでポンポンと推進して、左右どちらかに傾いていないか、自分のバランスも確認します。乗ってるうちに崩れてくるんですよね〜ちょいちょい確認する癖をつけたいな
少し手綱を持って頭を意識して。外方を張ったまま内方手綱で誘います。最初はやや強引に。でも気の強いモンドールはヘソを曲げると絶対に頭を下げてくれなくなるので、その加減が難しいです何かね、プライドが高いんですよねー、モンちゃん。他の馬ならまだ下げられるのですが、モンちゃんは私にはなかなか難しいです😭
駈歩になると私が前に出せるので、上手く誘って頭を下げられます。でもD先生が私にやって欲しいのは、そんな事ではなく、試合会場などで役に立つ
秒でカクンっっ
なんですよね〜私まだ初心者なんですよそんな難しいこと要求しないで
と思いつつも、期待されなくなったらそれはそれで寂しいので、頑張ります
この辺で障害を。最初はクロスひとつを左手前から。朝だからか、まだ身体が解れていないモンドールが拒止。最近は必ず私の苦手な左手前から跳びます得意な右手前から跳ばさせてくれない、意識高い系のレッスンです
ここでお隣が空いたので、長蹄跡に2つ障害を置きます。
「最初は6歩で良いよ」
本当は5歩の距離だけど、モンドールは小股だし、まだスピード出せてないから6歩で。
「最近やっとkiriさんは障害だけじゃなくて、障害の周囲が意識出来るようになってきたな。」
「以前は障害の直前しか意識出来ていなかったのが、意識の範囲が広くなってきた」
え、そうと喜ぶと
「まだまだ、もっと広く意識しないとだけどな」
上げられて、落とされました
なので最近のテーマはライン取りです😭難しいよ〜
私は左手前だと左に重心がヨレるので、馬が右に言ってしまう。重心のズレがあるので、馬の進捗性を阻害してしまう。だから障害前でモンドールが失速して拒止になってしまうんです理屈は分かっているんですが
「ほら、だからそれがダメだって。。。」
D先生が言いかけましたが、ぐいいんっっっって、モンドールが跳んでくれた
やったどーーーっと、ドヤ顔で振り向くと、
「今のはモンドールが頑張ってくれたんだぞちゃんとやって」
モンちゃん、ありがとうね次は頑張る
で回り込んで来てもう1回ドンピシャ
跳べました
でも、本当はコレ最初っから出来ていないといけないんですよね
モンドールがノっって来たところで5歩で。障害の間の歩数のコントロール、前はコレ得意だったんだけどな〜何か色々考え過ぎて最近は出来なくなってきてます
スピードじゃなくて力強い駈歩で、5歩で行きます〜あ〜6歩になった〜
「何でちゃんと計算しないの」
イヤだってその。。。。え。。だって。。あ、そうです計算が出来ていませんでした流れで行ってました
ここに来て初めてハッと気がつきました。私の障害、跳べばOKの時代が過ぎたという事を。D先生は今年に入ってすぐにそれを意識してくださっていた事にもこの時初めて気が付きました。私、頭悪過ぎる。。。
馬のテンション、馬の癖、私の癖、今の重心、今の馬の状態、コース取りに馬場の状態、
全てを計算して
効率良く
馬に負担をかけず
勝ちに行く
私の障害は、その練習に入ってきていたのでした
「外方手綱をしっかり持ってモンドールとしっかりコンタクトを取ってモンドールをコントロールして」
はい
物分かりの悪い生徒で申し訳ありません
意識というか心構えを変えて行かなくては行けないと決心した時間でした
モンちゃん、私さ、何か次の段階にきたみたいよ
「そうなんだー頑張ってねー」
のほほーんとしてる君も可愛いね
でも付き合ってくださいね