2018年4月22日(日)
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桜流鏑馬当日の記事の後編です。
10:00 初級3組目スタートです。
(大会初日が1組目、2組目。2日目が3組目、4組目の出番です)
無事シルビアちゃんが、露払いで走路を浄めてくれました。シルビアちゃんの後を走ろうとするピーターを諭して馬場に残ります。女子学生さんがシルビアちゃんの後に続きます。走路の音も会場のアナウンスも殆ど聞こえないので、前の方が、当たったのか否かが全く分からず、むしろプレッシャーがなくて良かったかも不思議と緊張はしていませんでした。あ、コレがいけなかったのかな私が緊張していないから、ピーターも落ち着いていたのかな
普段、茨城の大和で練習をしている時って、大抵観客がいるんです。大和は午後の外乗が13:00出発で、馬とスタッフが帰ってきて15:00から流鏑馬レッスンです。外乗のお客様が帰って来る頃、弓矢を担いだ私たちが待っているので、大抵
「」ってなって、
「今から流鏑馬のレッスンなんです。見学しますか」とスタッフが誘うと、
「え〜、見たい」
て、なるんです。なので、流鏑馬中に見学される事には慣れていたので、緊張もしなくて済みました。観客が置いたビニール傘にビックリした馬が横っ飛びしたり、といったハプニングにも慣れています。大和さん、ありがとうございます
まず1走目。
馬だまりから坂を上がって、走路の真ん中へピーターを誘導します。目の前には一直線の走路しか見えません。
一時停止。
集中。
ハミをかけて、ピーターにプレッシャーを与えますが、ピーターに効いていたのか
自分のタイミングでスタート
1の的の直前まで手綱を離さず、ハミで追います。走路の真ん中を走らせますが、右手前が出てしまいます手前を換えるとピーターがグズった経験からこのまま行きます
1の的 鎧返し
2の的 上に逸れた
3の的 鎧返しっと思ったら的中
的に真っ直ぐ入り、的の奥で跳ね返って的から出たのでセーフだったようです。敵は倒したという事でしょうか
気になるタイムは、
17.08秒
マジか
0.08秒足りなかった
でもルールはルール、失権です
でもね、これ見てください。
ちょっと大和風の立ち乗りになってしまっていて、立ち透かしにはなっていませんがそしてよく見ると指の使い方とか、矢の高さとか(南部式では目の高さ。大和は唇の高さ。この写真では唇の高さですね)、まだまだ直す所がいっぱいありますが、無茶苦茶な型で、斜めに構えて、当てるだけ当てた昨日より良いと思いませんか
私的には大満足です。
馬を返して、2走目。
1の的 的中
この写真、どちらかが1走目でどちらかが2走目なのですが、違いが分かりません。1走目は鎧返しになり、2走目は的中しているのです。
本当にちょっとした違いなんですね。
2の的 外す
3の的 的中
19.31秒
上手くピーターを追えません
2走ともタイムオーバーだったので、これで入賞の可能性はゼロになりました。狙ってたんかって言われそうですが、そりゃあ出るからには、ちょっとは欲がありましたよ
でも、この写真も馬の真ん中に座り、弓も真っ直ぐ構えていて、結構綺麗じゃないですか自分で言うか矢番えも余裕で間に合っていたので、もったいなかったな。でもピーターと楽しく走れて楽しかったから、いっか
ここで一旦休憩に入ります。中級クラスにバトンタッチ。お昼休みが1時間あり、簡単にお昼を食べますが、半分も食べられませんメンタル弱っ
それでも休憩時間に買い物をしたり、レザークラフトをしたりと楽しく過ごします。
お昼休みの後は団体戦。団体戦は、中級以上の方にしか許されていません。馬同士が大接近していて、見ていて怖いです大迫力
1番先頭の騎馬のスタートから最後(3番目)の騎馬がゴールするまでのタイムと当てた的の数を競います。ここで実況はキャロ調教師にチェンジ。キャロ調教師先生はとっても優しいのですが、実況は何故か、ドSになります
人馬の紹介をしながら、なかなか走路に現れないチームに向かって
「さあああ、来ーーーーい」
中高生のチームには
「お父さんお母さんがゴールで待ってますよ」
と、一見暖かな、しかし謎のプレッシャーをかけて
団体戦の素晴らしい騎射を堪能します。
団体戦の次は、上級クラスです。
1の的を当てた後に、馬の頭をポンポンと撫でてから矢番いをする上級者の高校生コレくらい余裕がないと上級者にはなれないんですね
上級クラスの次に初級の3走目なので、もっと見たかったけど、ピーターのそばに戻ります。
3走目、最後までどうしようか直前まで悩みます。1走だけでもタイムインして意地を見せるか、それとも綺麗な騎射を目指してタイムは気にしないか。本当は両者を満たせれば良いのですが、私も自分の実力は知っています、両方は追えません。まだまだ未熟な私は、後者を選びました。
流鏑馬走路の真ん中にピーターを誘導し、鞭がわりにしようと持っていた矢を弓に番えます。本当に直前まで悩んでいたんです。でも決めました。どうなろうと悔いはありません
最後行きます
1の的 的中
2の的 外す
3の的 的中
でも興奮する事なく、終始安全走行だったピーターはかなりの大物の予感ですまだ4歳。調教中の子とは思えない落ち着きです。普通若い馬は興奮して大爆走するのですが
ピーターありがとう上手く追えなくてごめんね。でも安全に走行してくれてありがとう
初級の部19名の中、優勝したのは6的を的中させた方でした。2位は5的。3位は4的。この記事を書くために今やっと結果表を見たのですが、タイムを無視しても6的を当てたのは優勝者ただ1名。文句無しの単独1位です。タイムを無視すれば5的を当てたのは私を含め4名。大和の大会では、初級の部ではタイムによる失権は無し、同点であればタイム順なので、もし大和のルールだったら私は4位でした。タラレバでも、入賞してないじゃんって感じですが分かってますよ、桜流鏑馬のルールでは失権で圏外です。
でもね、まああ、そおおんなに落ち込む事もないのかなあああだって走路を走れるだけでも嬉しいって言ってたじゃん出られなかった場合に備えて「露払い」の申し込みもしてたじゃん何、欲を出してるの、自分
と最近になって、やっと落ち着きました
見学していたモンゴルの千夏ちゃんも、結局この僅差を制した人が成績を残すんだよね、と言っていました。
今回の大会で知り合った選手の方々、初級上級クラスに関わらず、成績に関わらず、入賞・圏外にも関わらず、私も含めて皆んなが皆んな、反省したり落ち込んだりして、一定期間、何処までも落ち込みまくった後に、浮上してきて、
「また頑張るよ」
ってなってたのが、もうなんだか可笑しくて可笑しくてどれだけ皆んな
負けず嫌いなの
さすが流鏑馬女子部ですね〜
っという事で、ほろ苦デビューになりましたが、頼もしい仲間がいっぱい出来たので、切磋琢磨しながら、来年に向けて頑張りまっす
応援よろしくお願いしまっす
明日からは、十和田から帰ってきてからの、ブリティッシュの馬場と障害の練習記事、行きますね