2024/4/9 3:20 おひつじ座19度で日食の新月になります。 | 桐田知子の「星のお知らせ配達便」

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~As above, so as below~
☆月齢に合わせて、太陽系の星の動きを西洋占星術で読み、お知らせします☆

2024/4/9 3:20 おひつじ座19度で日食の新月になります。この日食では日本では見られません。主な観測地域は、北米大陸です。

 

 

 

今年のおひつじ座の新月の特徴は、

 

・日食であること

・小惑星カイロンとコンジャンクション(オーブなし)

・逆行中の水星とコンジャンクション(オーブ5度接近)

・土星と火星がコンジャンクション(オーブ1度接近)

・天王星と木星がコンジャンクション(オーブ2度接近)

・冥王星と金星がセクスタイル(オーブ3度離反)

・全部の天体が、みずがめ座からおうし座の4つのサインに集中している

 

このくらいを挙げてみました。

 

日食の新月なので、昨年4/20のおひつじ座29度の日食から始まった1年が終わり、来年の日食までの約1年の始まりのポイントになります。春分の次のリセットポイントと考えてもよさそうです。

 

そして、カイロンと逆行中の水星も、太陽と月の近くに位置しています。

 

カイロンは小惑星で、土星と天王星の軌道の間を楕円を描いて回っています。解釈は神話から、医師でありながら傷を負った自分を治癒できない「傷ついたヒーラー」という解釈や、土星と天王星の間の軌道を周回しているので、土星の防御で守られた「安全」と、天王星の新しい展開への飛び込みとの間での逡巡という解釈もあります。どちらにしても、ままならない状況を表しているので、この日食からの周期は、はっきりと選べない選択の間で揺れそうです。

 

逆行中の水星も、過去の心残りや忘れていたことを取り戻す、やり直すという象徴なので、物事が進む速度が落ちたり、想定外のことが起きやすかったりします。想定外といっても、忘れてしまっていただけで、長い目で見れば想定できたことなのだと思います。

 

火星と土星のコンジャンクションも、速度の低下を象徴します。先を急ぐのではなく、ひとつずつ、確実に片づけていこうとします。

 

天王星と木星は接近のコンジャンクションなので、物事の進みはゆっくりでも、確実に変化の影響は広がっていきます。じわじわと足元から浸透していきます。

 

火星と土星のコンジャンクションと、木星と土星のコンジャンクションは、オーブ広めですがセクスタイルをとっていて、ピッタリではないですが、太陽と月、カイロン、ドラゴンヘッドがミッドポイントに入っているとみることもできると思います。

 

今までの見直しをしながら、間違いを正しながら、それでも変化は止まらない。その中心となっているのは、太陽が示すリーダーであり、月が示す市井の人々です。リーダーも市民も、今までのやり方を丁寧に厳しく見直し、大きなシフトチェンジの準備を始める時なのかもしれません。

 

 

冥王星と金星のセクスタイルは離反モード。金星は海王星と重なり、冥王星とセクスタイルを経ているので、とても威勢が良い状態です。勢いが良すぎて、空気を読まない発言や行動をしたり、されたりするかもしれません。出る杭は打たれる、けれど出過ぎた杭は打たれないとも言います。どうしてもやりたいことがあるなら、出る杭になる覚悟をして、やってしまったほうが良いと思います。

 

全天体が集まっているみずがめ座からおうし座は、12サインの終わり(みずがめ座とうお座)と始まり(おひつじ座とおうし座)です。日食も1年の切り替わりポイントなので、終わりと始まりがさらに強調されています。

 

次の新月までの4週間、また来年の日食までの1年は、停滞感があるのに、変化の流れは止まらないで進んでいきます。そんな中で迫られる選択に答えを出さなくてはいけないけれど、今向き合っているのは、そんなに簡単に答えを出せることではないのです。

 

想定外のことでも、長い目で見れば想定内だと書きましたが、なかなか出せない答えでも、もしかすると、ずっと気づかずに持ち続けていたわだかまりやこだわり、澱のようなものに気づくことで、案外すんなりと導き出される可能性があります。逆行中の水星やカイロンが重なっている年のおひつじ座日食の新月は、そんなわだかまりに気づきやすい時なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4/9☆月がボイド入り(11:37)

月がおうし座へ移動(20:23)

日食の新月の後、月がサインを移動します。月のボイドタイム(11:37~20:23)の間は、日食の影響が強く出ます。火曜日なので通常業務の方も多いかと思いますが、いつもより慎重に事を進めてください。瞑想したり、日常から離れたことをするのには適しています。月がおうし座へ移動したあとは、少しずつ落ち着いてきます。

 

 

4/10☆うお座で火星と土星がコンジャンクションで接近。意味なく怒りっぽくなったり、落ち込みやすかったりします。また、完璧主義もほどほどに。誰かに完璧を求めてイライラするなら、自分ひとりでできることを、ゆっくりと丁寧に完璧にやってみましょう。台所のシンクを磨くなどもよさそうです。

 

 

4/11☆うお座14度で土星と火星がコンジャンクション(5:37)

月がボイド入り(19:03)

月がふたご座へ移動(21:58)

[日の入り1時間後くらいの西の空で、木星と、新月明けの細い月と、すばる(プレアデス星団)が接近 近くにはアルデバラン、南のほうにはオリオン座も見えます]

接近していた火星と土星のコンジャンクションが完成します。引き続き怒りっぽい、落ち込みやすい傾向と完璧にやらないと気が済まない傾向は続きます。昨日のアドバイスはまだ有効です。深呼吸をして、すべては変化していくことを思い出してください。

 

晴れていたら、日の入り後の西の空の細い月を見つけて、遠い月から自分のことを眺めてみましょう。双眼鏡が用意できれば、近くにすばるも見つけられます。

 

 

4/12☆おひつじ座22度で水星と太陽がコンジャンクション(7:54)

[水星が内合]

水星が逆行して太陽と重なります。太陽中心の視点で見ると、地球と水星が同じ経度に位置します(太陽中心の視点では惑星の逆行は起こりません)。逆行中の水星が太陽にもたらす情報は、過去の忘れ物だけではありません。未来からの情報をもたらす可能性もあります。時間の流れを固定しないで受け取る必要があります。

 

 

4/13☆月がボイド入り(23:45)

時系列が変化している様子に拍車をかけているのは、おひつじ座を進む太陽かもしれません。今現在、太陽はどの惑星ともメジャーアスペクトを取っていません。4/18のおうし座入りまでその様子は続きますが、おうし座移動直後に冥王星とスクエアになります。年に2回はできるアスペクトなのでインパクトはそう大きくないかもしれませんが、うすうす感じていたことが決定的になる方もいそうです。

 

 

4/14☆月がかに座へ移動(2:44)

うお座火星とおうし座木星・天王星がセクスタイルで接近中。中間ポイントを水星が逆行で進んでいます。時系列の変化は、あなたの行動パターンを広げ、変えていくきっかけになっているようです。

 

 

4/15☆ちょうどお昼頃に、かに座の月とうお座火星がトラインになります。行動を変えることで、わだかまりに気付いたり、気持ちの変化にもつながってきそうです。

 

 

4/16☆かに座26度で上弦の月(4:12)

月がボイド入り(8:22)

月がしし座へ移動(11:23)

[土用の入り(太陽黄経27度)] 7/5立夏まで

明け方に上弦の月を迎えます。日食の新月から1週間経過しました。日食スタートの1年の見通しをしつつ、毎月の周期(日常)に落とし込んでいくタイミングです。

 

立夏まで土用が始まりました。月食、日食があり、水星も逆行しているので、カラダは結構堪えていると思います。食べ過ぎ、飲み過ぎ注意。意識して睡眠時間を確保すること。春に摂ると良い食材(わたしがぱっと思いつくのはあさり。貝付きで調理を!)、旬のものを適度に摂取することなど、養生に努めましょう。

 

 

4/17☆しし座を進む月は、おひつじ座の金星、水星、太陽とトラインを取って進みます。何かを目指して頑張っていた頃を思い出すと勇気をもらえそうです。

 

 

4/18☆月がボイド入り(21:01)

月がおとめ座へ移動(23:10)

逆行中の水星が金星とコンジャンクションで接近中です。ノースノードとも近いポイントで重なるので、以前好きだったことと再会して、そこから新しい物語が始まるかもしれません。

 

 

4/19☆おひつじ座17度で金星と水星がコンジャンクション(17:52)

【穀雨】 太陽黄経30度 太陽がおうし座へ移動(23:00)

接近していたアスペクトが完成します。この日出会ったことは、あなたを変える原動力になります。そして、太陽がおうし座に移動し、冥王星と接近のスクエアになります。年に2回できるアスペクトですが、影響を受けやすい方もいると思います。大きく方向転換を促される可能性があります。

 

 

4/20☆おうし座木星とうお座火星が21度でセクスタイル(0:27)

おうし座天王星とうお座火星が21度でセクスタイル(8:55)

接近していた火星と木星・天王星のセクスタイルが完成します。日食で太陽と月と重なっていたカイロンが中間点に入っています。

 

現時点で、過去でも未来でもあなたが大切にしていた(これからすることになる)ことに、うっすらでも気付いていて、そこに向かうのを躊躇している様子です。

 

太陽中心で見ると、現在カイロンは天王星の軌道のわずかに外側に位置しています(ステラナビゲータで確認しましたが、違っていたらご指摘ください!)。カイロンは土星の城壁から出て、変化や改革を象徴する天王星の軌道を超えています。躊躇しているのは、守られたエリアから出たい、という気持ちがわずかでもあるからなのだと思います。守られた内側にいたいと思うなら、迷うことはないはずです。

 

 

4/21☆月がボイド入り(9:19)

おうし座21度で天王星と木星がコンジャンクション(11:28)

月がてんびん座へ移動(12:07)

接近していた天王星と木星のコンジャンクションが完成します。木星は約1年ごとにサインを変え、天王星は約7年でサインを変えていきます。天王星と木星のコンジャンクションは約13~14年間隔で完成します。前回は2011/1/4 うお座27度でした。

 

天王星と木星のコンジャンクションは、変化の促進と読むことができます。昨日完成したアスペクトでは、中間点にあるカイロンは変化へ向かうことを躊躇していますが、約13年ごとに巡ってくる天王星と木星のコンジャンクションは、日常や個人を超えたレベルで変化を促進していくことになります。

 

 

4/22☆みずがめ座冥王星とおうし座太陽が2度でスクエア(1:58)

おうし座に移動した太陽と、冥王星のスクエアが完成します。時間と気持ちに余裕をもって行動しましょう。大きな決心をする必要に迫られる方もいるかもしれません。

[4月こと座流星群が極大 22日未明と、22日深夜から23日未明 月の条件は良くないです]

 

 

4/23☆月がボイド入り(8:23)

木星は天王星とのコンジャンクションを経て、海王星とのセクスタイルに向かいます。その後5/26にふたご座へ移動し、冥王星とはトラインを形成します。おうし座木星期はあとひと月で終わります(次は約12年後)。木星が展開する可能性は、実際に手にできる現実的なことから、新奇なことへの好奇心を満たしていくほうへ展開していきます。

 

 

4/24☆月がさそり座へ移動(0:19)

水星が留

未明に月がさそり座へ移動し満月直前。そして、逆行していた水星が順行に向けて動きを留めます。惑星が進む方向を変える前後は、線路の切り替えポイントのようにガタガタするので、速度を落として慎重に進む必要があります。夜中から朝方にかけて、意味なく不安になったり、息苦しさを感じる人もいるかもしれません。ゆっくりと深い呼吸をして、この貴重で不思議な時間を過ごしてみましょう。

 

 

 

 

そして、2024/4/24 8:48 さそり座4度で満月になります。

 

 

 

 

 

日食の新月から始まる今年のおひつじ座新月周期から、さそり座満月までの間は、逆行している水星と、木星と天王星のコンジャンクションが目立ちます。

 

水星逆行中は、太陽中心で見ると、太陽と地球の間を水星が遮って進む期間になります。地球からだと、水星は太陽の光に取り込まれてしまってその存在は確認できません。(元々水星は地球から観察するチャンスが限られる惑星ではあります。)

 

水星逆行中に起きやすいことは、今やネットにもたくさん載っていますが、視点を変えてみると、水星は太陽のメッセージを直球で地球に届けているときと読むこともできると思います。太陽と地球の関りから地球の時間は刻まれていますが、それはひとつの基準に過ぎなくて、地球から見て水星が逆行している間に届くメッセージは、その基準を外したレベルの情報なのかもしれせん。時間軸が乱れたり、行き違いが起きたりするのは困りますが、それ自体に違うレベルの太陽からのメッセージが込められているのかもしれないと思います。

 

木星と天王星のコンジャンクションは変化の促進ですが、火星とのセクスタイルがあるので、現実的な行動へ影響を与えますし、そのセクスタイルの中間点に水星やカイロンが入ってくるので、太陽からの直球メッセージが変化へ向かう行動を後押ししたり、逡巡から一歩抜け出すことも促されるのだと思います。

 

日食の新月から満月までの間は、水星逆行で速度はゆっくりですが、変化のエネルギーはとても太く力強く動いています。満月までは、力をぐっとため込んで、満月からその力試しをするのかもしれません。