2024/1/11 20:57 やぎ座20度で新月になります。 | 星のお知らせ配達便

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~As above, as below~
☆月齢に合わせて、太陽系の天体の動きを西洋占星術で読み、お知らせします☆

2024/1/11 20:57 やぎ座20度で新月になります。

 

 

今年のやぎ座新月の特徴は、

 

・太陽と月が天王星とトライン(オーブ1度離反)

・海王星と水星がスクエア(オーブ2度離反)

・土星と木星と火星で小三角形成

・いて座金星とおうし座木星がミューチュアルレセプション

・冥王星がみずがめ座移動目前

 

このくらいを挙げてみました。

 

 

今年のやぎ座新月周期は、天王星の影響を受けて始まります。天王星は、変化や改革を象徴し、常識を変えていく天体です。太陽と月にトラインで関わっているので、勢いがあります。地のサインのトラインなので、現実的な変革が強く促されていくと思います。

 

海王星と水星のスクエアは、水星が順行に戻ったあとなので、昨年12/13から始まった水星逆行中にやり直したことを土台にして、次の一歩を踏み出そうとしているけれど、その先が、今ひとつはっきり見えていないことを表しています。はっきりは見えていないけれど、ぼんやりとした理想のイメージは見えているけれど、そこに到達するまでの道筋が霞んでいる状態だと思います。

 

そんな状態で拠り所になりそうなのが、土星と木星と火星の小三角です。三角形の頂点はうお座の土星。道筋は見えなくても、目的を明確にし、今の条件下での創意工夫を強く要求しています。やぎ座の火星は鼻息荒く、やる気に満ちています。木星は、そのやる気にエネルギーを与えています。

 

木星と金星はアスペクトはありませんが、ミューチュアルレセプションで互いに応援しあっています。木星が吹かせる追い風は、より高みを目指し、成長していく方向へと吹いています。現状維持ではなく、レベルアップを目指す方向に視点を向けてみてください。

 

冥王星は、1/21にみずがめ座へ移動します。5月には逆行に入って、9/2にはやぎ座へ戻りますが、11/20にみずがめ座へ戻って以降は、2043/3/9にうお座へ移動するまでは、みずがめ座に座しています。

 

トランスサタニアンの天体は太陽系の外縁を周回していて、移動速度が遅いため、そのサイン移動も回数が少なく、何らかのイベントを想定させます。それがどういうものなのか。いろいろな角度から推測することはできますが、占星術だけでそれを断言する力も知識も経験も、わたしにはありません。

 

こんな状況下で占星術師の無力を感じざるを得ませんが、この新月周期で特に気をつけたいこととしては、水星と海王星のスクエアです。

 

日常が少し滞るだけで、気持ちの余裕が減ってしまい、不安なこころの隙間に、流布雑言が流れ込みやすくなります。水星は情報の入出力を象徴し、海王星は「騙す」とか「うそ」も象徴します。人を傷つけまいとする優しいうその側面もありますが、弱みにつけ込むうそ(詐欺)もあります。普段では、絶対に信じないようなことも、この時期は信じ込んでしまう可能性もあります。

 

動くことができなければ無理に動こうとせずに、気が満ちるまでじっとしていれば良いと思います。逆に動かずに居られない!という人も多くなりそう。動ける人は、ガンガン動いたほうが、気が満ちると思いますが、どちらにしても大切なことは、創意工夫だと思います。動けなくても、昔好きだった本を読み返したり、空をぼーっと眺めているのも、形にはならない何かを生み出すことになるのだと思います。

 

動けても動けなくても、どうやって遊ぶか? を考えてみると、気が満ちてきそうな、そんな今年のやぎ座新月です。

 

[1/3~1/18にかけて、日の出前の南東の低い空で水星が観測のチャンス。高度は10度を超えます。]

 

 

 

1/12☆月がボイド入り(11:32)

月がみずがめ座へ移動(12:01)

おうし座木星とやぎ座火星が5度でトライン(19:43)

新月翌日に木星と火星のトラインが完成します。フットワークを軽くする強い追い風が吹いています。

[水星が西方最大離角]

 

 

1/13☆月がボイド入り(18:58)

みずがめ座の月が最終アスペクトを取るのが、おうし座天王星19度なので、月のボイド時間が長くなります。月のボイドタイムは、月が他の天体と関わりを持たないので、不安定だったり、結果に結びつかないという側面もありますが、逆に見ると、解放されている時間とも取れます。土曜日ですし、現実からすこし離れて、浮世離れしたことをしてみる土曜の夜にしても良さそう。

 

 

1/14☆水星がやぎ座へ移動(11:52)

月がうお座へ移動(12:28)

月のボイドタイムの間に、水星がやぎ座へ移動します。やぎ座に、水星、火星、太陽、冥王星と4天体が集まります。新月ではぼんやりしていたターゲットが、今日を境目にしてクリアに見え始めそうです。木星の追い風も入っているので、いそがしくなってくるでしょう。

 

昨年12/13に逆行が始まったやぎ座8度になるのは1/21です。12/13から始まったこの水星の動きを追ったストーリーが当てはまっている方は、最後の仕上げの一週間です。どんな結末にしたいのか考えてみてください。

 

 

1/15☆月はうお座を進みながら、いて座、やぎ座、うお座、おうし座と在泊天体を繋いでいきます。やることリストがしっかりできて、いそがしくなっていますが、それは自分のためだけではなく、誰か他の人と共にレベルアップするためだ、とあらためて認識し直す日になりそう。

 

 

1/16☆うお座海王星とやぎ座太陽が25度でセクスタイル(9:38)

月がボイド入り(13:32)

月がおひつじ座へ移動(13:48)

理想に飛び込むような感じを味わえそうな日。数字や金額で実感できる手応えではないかもしれませんが、やってきてよかった!と思えることがありそう。

 

 

1/17☆太陽はみずがめ座移動目前で、冥王星もみずがめ座移動を見据えています。ここ数日は、占星術的に見ると要注意期間です。予定を詰め込まず、最低限の準備と心構えをしておくと安心して過ごせます。これも日常やあなた自身のレベルアップになります。

 

 

1/18☆【土用の入り】  (太陽黄経297度)

おひつじ座27度で上弦の月(12:52)

月がボイド入り(17:02)

うお座土星とやぎ座水星が4度でセクスタイル(17:50)

月がおうし座へ移動(17:11)

春の土用期間が始まります。今年の立春は2/4。ここまでの17日間は体の養生期間。暴飲暴食を避け、睡眠時間の確保を心がけましょう。春の花粉症などが軽減される可能性があります。

 

おひつじ座で上弦の月を迎え、やぎ座新月周期の最初のチェックポイントです。新月時点では、不安定だった情報の受け渡しは、レベルアップを目指して創意工夫をした結果、判断基準にある程度自信が付いてきたのではないでしょうか?

 

やぎ座に移動した水星は土星とセクスタイルになります。新しいとかおもしろい!と思って始めた試みに、なにかしらの結果がもたらされるでしょう。数字や結果が全てではありませんが、結果を冷静に受け止めることもできるとき。これから取り組むことがクリアになります。

 

 

1/19☆おうし座木星とやぎ座水星が6度でトライン(18:32)

計画を立てるのに良い日です。勢いがあるので、前のめりになりがちではありますが、土星の抑えが効いているので、希望を織り込みつつ、現実的な計画が立てられそうです。

 

 

1/20☆うお座海王星といて座金星が25度でスクエア(0:50)

やぎ座29度で太陽と冥王星がコンジャンクション(22:42)

月がボイド入り(22:56)

月がふたご座へ移動(22:57)

【大寒】 (太陽黄経300度) 太陽がみずがめ座へ移動(23:07)

金星と海王星のスクエアが完成します。計画には抑制が効いていますが、理想に向けた期待が高まります。木星も関わっているので、高揚感とか恍惚感を味わえそう。土曜日です。羽目を外し過ぎないように!

 

太陽と冥王星がサイン移動を前にピッタリと重なります。取り組んでいることが、ひとつの終わりを迎え、次の新しい局面を垣間見ることになりそうです。

 

日が変わる前に太陽は黄経300度になり、一足先に太陽がみずがめ座へ移動します。ひとつのプロジェクトの終りと始まりの遷移の中で、静かな闘志がふつふつと湧いてくるのを感じる人もいそうです。

 

 

1/21☆冥王星がみずがめ座へ移動(11:39)

太陽に続いて冥王星がサインを移動します。冒頭にも書きましたが、冥王星は今日みずがめ座へ移動したあと、5月には逆行に入って、9/2にやぎ座へ戻り、10/12に順行、11/20にみずがめ座へ戻って以降は、2043/3/9にうお座へ移動するまでみずがめ座に座します。今年はやぎ座冥王星最後の仕上げと、みずがめ座冥王星の端緒が入り混じる年になるわけです。

 

冥王星は終わりと始まりを象徴します。何が終わって何が始まるのか。それは、やぎ座とみずがめ座の違いだけで解明できるはずもありません。

 

無意識的であれ、意識的であれ、個人の願いや欲望を超えた目に見えない何かが動くときになるのか。

 

占星術を勉強する一学徒として、千載一遇の貴重な時代を経験できることを、とてもありがたく思います。

 

 

1/22☆金星がいて座最後の度数を進んでいきます。木星とのミューチュアルレセプションが繋がっている間に、目一杯の理想の自分をしっかりとイメージしておいてください。また、昨日水星が逆行を始めた度数に戻っています。昨年12/13から始まった水星のストーリーが締めくくられていますが、タイミング的に続編がありそうです。次の水星逆行は、4/2~4/25。おひつじ座27度から始まります。

 

 

1/23☆月がボイド入り(5:39)

月がかに座へ移動(6:50)

金星がやぎ座へ移動(17:49)

金星がやぎ座へ移動し、やぎ座に3天体が集まっています。金星はいて座のときは木星とミューチュアルレセプションを組んでいましたが、やぎ座に移動したあとは、うお座土星とミューチュアルレセプションを組みます。いて座金星のときは、レベルアップがキーワードでしたが、金星がやぎ座に入ったあとは、現実を安心・安全で満たすことがテーマになります。このテーマから導き出されること自体が変化していくのかもしれません。何を持って安心・安全とするのか。草の根的にじわじわと、でも徹底的に変わっていく。その始まりに立っているのかもしれません。

 

 

1/24☆やぎ座で水星と火星がコンジャンクションで接近しています。具体的な計画が着々と進んでいるようです。

 

この水星と火星は、ちょうど今日のお昼頃に、かに座の月とオポジションになります。感受性が高くなり、ここ数日我慢していた感情が決壊するかもしれません。感情を爆発する方になるか、受ける側になるかは分かりませんが、そういう傾向がある日だと知っておくだけでも、感情の出し方、受け止め方に余裕ができたらと良いかなと思います。

 

 

1/25☆月がボイド入り(7:57)

月がしし座へ移動(16:36)

感情を出し切ったり、ほとばしる感情をがっつりと受け止めることで、関わりが深くなり、安心感へと繋がります。満月前の月のボイドタイムは、深い安心感のもとで得られる開放感を味わえると良いなと思います。

 

 

 

 

そして、1/26 2:53 しし座5度で満月になります。

 

 

 

今年のやぎ座新月から、しし座満月までの間は、冥王星のサイン移動があり、ゆっくりと進む大きな変化の節目のひとつになりそうです。

 

新月時点では、情報が混乱していて寄る辺のない不安感を感じて、何かにすがりたくなったり、通常モードでは冷静に判断できることが、できなくなりそうです。

 

そのあと、水星がやぎ座に移動してくると、冷静さを取り戻し始めますが、その後に太陽、冥王星と続けてサインを移動するので、またひとつステージが変わる経験をするかもしれません。

 

トランスサタニアンのサイン移動は大きな影響を及ぼす可能性がありますが、現実的なことを象徴する太陽から土星までの天体は、その影響を受けながらも、淡々と時空を刻んでいます。

 

木星と水星は年末年始にかけて順行に戻りましたし、天王星も満月翌日の1/27に順行に戻ります。天王星が順行に戻ると、全天体が順行になります。ねじれがなくなり、全体的に前を向き始めますが、天体が方向を変える前後は、速度が落ちたり、線路のポイント切り替えのときのようにガタガタするので、満月前後数日は注意は必要です。

 

満月までの間でキーポイントとなるのは、金星です。金星はいて座を進んでいる間は、おうし座木星とミューチュアルレセプションを組み、やぎ座に移動したあとは、うお座土星とミューチュアルレセプションを組みます。

 

金星自体が象徴するのは、喜びや楽しみ、趣味的なこと、好きなこと。また、コミュニケーションも司ります。水星のコミュニケーションとの違いは、金星的な要素である楽しみとか喜びで繋がる交流を示します。

 

やぎ座とうお座の交換になるので、実際に会ったり、触れ合うことで繋がる安心感や、癒やしなどがテーマになってくると思います。

 

金星がいて座を進む間は、自分がもっと良くなること、成長することに追い風が吹き、やぎ座に移動したあとは、リアルな優しさや触れ合う共感が求められます。いて座金星の間に育んできたことを、現実的に活かして行くのです。

 

占星術的には節目を迎えるやぎ座新月からしし座満月までの間は、理想に向かってレベルアップしてきたことを、現実にどう活かしていくか。リアルな関わりの意味を、その身に刻み込むようなときになりそうです。