今回も呼吸の話です。

呼吸は我々人間にとって必要不可欠なものです。

呼吸が出来なければ生命にかかわってしまうぐらい大事なのですが、案外おろそかになっている場合も多いです。

今回は猫背改善の為に呼吸をしっかり訓練しましょうという話です。

深呼吸よりももっと空気を取り込む。

深呼吸はリラックスを意識する呼吸ですが、猫背改善の呼吸は肺にたくさん空気を入れる呼吸です。

限界まで入れて一気に吐き出します。

それを繰り返します。

最初はなかなか空気を取り込めませんが、ひたすら空気を限界まで吐いてその後限界まで吸うのです。

人間の呼吸の仕組みは、空気を吐き出した後に自然と空気を取り込みたくなる形になっています。

なので例えば過呼吸の人には「息を吸って」よりも「息を吐いて」の方が息を吸いこみやすくなるという話もあるぐらいです。

肺は肋骨の中にあります。

空気をたくさん吸うことで肺に空気を取り込み、肺を膨らませます。

肺が膨らむと肋骨の間が広がります、広げてもっと空気を取り込もうとします。

そして思い切り吐くと肋骨の間は元の幅になり、また空気を思い切り吸い込むと肋骨の間は広がります。

肋骨は「胸椎」という脊柱（背骨）と接続しています。

胸椎は猫背で丸くなっているあの部分です。

空気をたくさん吸って肋骨の隙間が広がると、この胸椎の弯曲（曲がり）が浅くなります。

猫背は脊柱（背骨）特に胸椎の曲がりが深いことを指しますので、この曲がりが浅くなることはつまり猫背を改善するために必須の反応なのです。

猫背を直したいからと、いくら脊柱側の周りをほぐしても、そこだけ伸ばそうとしても難しいです。

それは、胸椎と言われる脊柱の一部は、肋骨とセットで動くので、肋骨の隙間の柔軟性がないと胸椎も動けません。

猫背を直すのに、呼吸の見直しは重要だったりします。

詳しくは当ジムへの相談またはパーソナルトレーニングを受けてみてください。

桐田プロダクションジム

猫背の改善に思い切り空気を取り込める呼吸