「まことに、主はこう言われる。
「わたしはあなたを去らせたか。
とこしえにあなたを捨てたか。」
主は言われる。
「あなたの母の離縁状はどこにあるか。
わたしはあなたをだれのもとに去らせたか。
どの債主にあなたを売り渡したか。
わたしはだれにあなたを売り渡したか。
見よ、あなたは自分の罪悪のために自分自身を売り渡し、あなたの母は、あなたの背きのために捨てられた。
それゆえ、わたしが来たときにはだれもいなかった。
わたしが呼んだときに、まことに、答える者はだれ一人いなかった。
おお、イスラエルの家よ、わたしの手が短くて贖うことができないのか。
わたしには救う力がないのか。
見よ、わたしは海をしかって干上がらせ、川を荒れ野とする。
水が乾いてその中の魚は悪臭を放ち、渇きのために死ぬ。
わたしは天を暗黒で覆い、粗布をその覆いとする。」
おお、イスラエルの家よ、主なる神は博学な者の舌をわたしに与えて、わたしがあなたに、時宜を得た言葉をどのように語ればよいか分かるようにされた。
あなたが疲れているとき、主なる神は朝ごとに目覚めさせてくださる。
主なる神はわたしの耳を開いて、博学な者として聞けるようにしてくださる。
主なる神は、わたしの耳を開かれた。
わたしは逆らわず、退くこともしなかった。
わたしは打つ者にわたしの背を任せ、ひげを抜く者にわたしの頬を任せた。
わたしは侮辱されても、つばきをかけられても、顔を隠さなかった。
主なる神はわたしを助けてくださるので、わたしは恥を受けない。
それで、わたしは顔を火打ち石のようにした。
わたしは自分が辱められないことを知っている。
主は近くにいて、
わたしを義とされる。
わたしと争う者はだれか。
さあ、ともに立とう。
わたしの敵はだれか。
近くに来させよ。
そうすれば、わたしは口の力をもってその敵を打とう。
主なる神がわたしを助けてくださる。
わたしを罪に定める者は皆、まさに衣のように古び、しみが彼らを食い尽くす。
あなたがたの中で、主を畏れ、主の僕の声に従い、暗闇の中を歩いて光を持たない者はだれか。
見よ、火をともし、火の粉で自分の身を囲む者よ。
あなたがたは皆、自分たちの火の光の中を歩み、自分たちのともした火の粉の中を歩め。
あなたがたがわたしの手から受けるのは、苦しみのうちに横たわることである。」