昔の人々は誰も見ていなくても、お天道様はすべてをお見通しだとよく語っていた。
子供たちはそれを聞いて育っていたのだ。
人々は天に通じて生きていたので、お天道様に恥じないようにと自分の行為行動に責任と自覚を持って生きていた。
それが日本人、大和の民だったのだ。
お天道様とは髪の毛一本、木の葉一枚見落とすことはないすべてを見通す神の眼のことである。
人々皆仏性有り、一切衆生悉有仏性とは万物を見通す神の眼が全ての人々に内在しているという意味である。
人の思いや行動の全ては、神の眼により魂の閻魔帳に刻み込まれている。
昔の人々はそのことを知っていたので魂を穢す行い(人々を騙したり苦しめたり、盗み、等々)は自己の核となる存在理由を貶めることであり死ぬことよりも忌み嫌うことだったのだ。