モンディは全1に昇格してからしばらくたつというのに、プレイしておらず、
友人たちとワンダーランドする毎日を送っていた。
そんな彼のもとへ、いかにもヤクザとわかる男がやってきた。
男の名はアナコンダと言った。
アナコンダはまず、モンディの元バイト仲間である大西が壺購入のために金を借りたまま逃げたということを話す。
そして、その保証人であるモンディに金を払うよう告げた。
その借金は、300万から、500万へと変化していた。
モンディは最初払うことを拒否するが、保証人になっているため、
絶対に還さなければならない。しかも3日以内。
アナコンダは1日限りのギャンブル船、エスデポシャールに乗ることをモンディに勧める。
モンディは悩んだが、大西の借金を返す気はないので、船に乗ることを決意する。
APに関わるリスクとも知らずに・・・
1ヵ月後、エスデポシャールに乗船したモンディ。
中には、モンディと同じようにJのオーラを放ちながらたむろしていた。
そこへ主催者側の男が軍資金の貸付を行うと言った。
下限が5万、上限が200万。金利は10分1.5%
クルーズが終わるころには、4割乗せで返さなければならない
(200万借りたら、280万で返さないといけない。)
もちろん、乗船者たちは怒号をあげながら主催者をなじる。
会場内がざわついた・・・
が、主催者側の人間は乗船者たちに対し、
嫌なら降りていただいても構いませんと告げる
足元を見た主催者側の攻撃に、乗船者たちは、仕方なく5万借りていく。モンディも5万を借りていこうと思ったその矢先、
どいつも、こいつも話にならん・・・
なにをやるかわからんちゅうに・・・アホちゃうか?
まわりをいきなりボンクラ扱いするこの男、きゅーへーは、限度額200万を借りていった。
モンディもキューへ―の発言にヒントを得たのか、モンディも200万借りてゆく。
そして、左胸にマジックテープをつけられ、
プレイホールへ。
プレイホールへ入ると、まずスターターデッキを渡される。
そして、利根川がギャンブルのルールを始める。
そして、必要最低限のルールを説明し終えると、壇上を去っていった。
金の使い方やゲームプレイヤーと学歴に関する事などを説明しなかったため、乗船者たちから、
質問に答えろとクレームがついた。
じらいです。
『先日、全ユニットを破壊する毘沙門はクソって言たら大炎上してCoJ勢に凸られたとき「俺は正社員だけど君たちはどうなの?ふふっ」って煽り返したら凸勢の大半が一瞬にして消え去って俺が毘沙門だってことに気づいた。』
利根川
『なんで正社員になれるほどの能力を持ちながらゲーム上手くなれないんですか?』
じらいです。
『片道60~70km通ってて平日できなくて休日限定プレーでガソリン代月1万以上払って何とか頑張ってます』
利根川
『そうやって頑張って、WLWで何を学びましたか? 少なくとも貴方はCOJの基礎の基礎を学ぶ前にCOJを諦めました。 僕が言いたいのは、「貴方に何かを学習する能力はありますか?」ってことです。 これは人間社会に適応できるなら、当然あるはずの能力です。』
じらいです。
『バカ言ってんじゃないよw人間に必要なのは「職に就いて働いて飯食う能力」だよw それに自慢するわけじゃねーが国立大合格するくらいの学習能力はあったよ中退したけどな』
その後、利根川が小さく呟いた
利根川
『操你妈(ツァオニィマ)』
(意味、Fuck you)
利根川は乗船者たちのクレームをこの言葉で一蹴した。
利根川
『其れ程の能力をお持ちであれば、COJは難しいゲームではありません。復帰するしないは自由ですが。 何をするかは知ったことではありませんが、今後のご活躍をお祈りしています。 今度は諦めないで頑張って下さい。』
その一言で乗船者たちは一気に静まり返る。
そして、ひとしきり「勝つこと」の論理(http://gn-denchi.hatenablog.com/entry/2015/10/29/205224参照)を得意気に説いた後、
日本を去った。
ルールがよくわからぬまま始まったため、モンディは
まず様子を見ることにした。
そして、参加から10分もたたぬうちに、
続々と脱落者が続出する。
APをわけるギャンブルだというのに、脱落者たちの顔が、
恥ずかしそうにしてるのが信じられなかったモンディ。
そして、その疑問に答えるかのように話しかけてくる男、
きゅーへーだった。
きゅーへーは負けたら”死を”も覚悟しなければならないと言い、
そして、12回連続『戦火引き分け』の話を持ちかける。
モンディはそれを受け入れた。
9回目までは予定調和。順調に引き分ける。
が、10戦目にしてモンディは出すカードを間違えたと言って、突進でモンディを倒してしまうが黒服の手前、星を1つモンディから取り、きゅーへーは
「ユニットを出さないから殴りに来てくれ」と言う。
が、キューへ―はその次も創生忘却をしてワンショットして、モンディから星を奪い取った。
そして、唖然としてるモンディに向かって、
「ごちそうさん」
と、告げ、去っていった。
一瞬、何をされたかわからないモンディではあったが、
その後、爆発的な怒りがモンディを襲った。
猛然ときゅーへーにつかみかかるモンディ。
だが、きゅーへーは非難される覚えはないという口調でしゃべる。
そして、黒服も
「後ろからサレンダー押された・・・それだけだ!」
と言った。
☆1つという絶望的な状況の中で、
モンディは途方に暮れていた。