昨日、白樺の樹一本の、伐採と造材を行ってきました。
場所は旭川市の里山部、 清水省吾さんの森です。
今回伐採する樹は支障木。
山で作業道を整備する際に支障となってしまう樹です。
支障木とはいっても、たまたまその場所に立っていたために、切らざるを得ない樹。
昨秋に下見をさせていただいた時、即決で購入を決めた立派な白樺です。
当日は清水さんの呼びかけにより、クラフト作家さんや建築家の方をはじめ、木の好きな方たちが集まりました。
いつもながらに見事な伐倒作業の後は丸太に切っていく造材作業。
木元(根っこに近いほう)から225㎝の長さで丸太を4本(元玉~四番玉と呼びます)は樹凛工房で家具材に。
さらに根っこに近い切株のようなカタチの材と、4番玉より上の木末部分はクラフト材に。
太めの枝などはゲストハウスのオーナーさんが物件に使用したいとのことでした。
一本の樹を用途によって可能な限り無駄なく使いきる。
しかも生産者と使用者が同じ現場で相談しながら造材方法を決めていく。
一つの理想形と言えるのではないでしょうか。
それに、とかく楽しいのです。
もっともっと多くの方に体験していただきたいですね。