源氏物語(角田光代訳)4巻 玉鬘。 | 楽しいのが好き

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でも、もっと頭を使おうと思う



1月に刊行された1〜3巻をちょうど読み終わって、本屋に行ってみたら4巻出てた!


実は3巻を読み始めたのは2月の初め頃?で、もう読み終えそうだから早く次が出ないかなと思っていたんだけど、


2月も終わろうという頃になってもだらだらと読んだり、読まなかったり、手が止まって読み終えられず…


しかも、あと少しのところで😂


ちょっと自分的源氏物語停滞期がきていた…笑


でも3巻を読み終えて、あとがきに「だんだん作者(紫式部)の筆が乗ってきて…」と角田光代さんが書かれていて


たしかに、3巻までは完全に光源氏とその女たち、の構図だから段々、「また新しい女か。てか、誰が誰だっけ。」って気持ちになってくるんだけど、


3巻の終わり〜4巻からは息子世代に少しずつ焦点が移っていって、登場人物の描写や内容も変わってくる。


それがまた、面白い!


光源氏の友達の元・頭中将、現内大臣の娘でありつつ光源氏が養子にしてしまった、玉鬘が今、まさに一番の注目の人。


亡き夕顔の面影を残しつつ、さらに美しく育った玉鬘に対して若き男たちがラブレター合戦するんですが、、


もうね。


いくら光源氏が何歳になったって美しいと言っても、親代わりなわけよ。


それでいて玉鬘にもちょっかいをかけるのがね、見てられない😇😇😇


キモい親戚のおじさんみたいなことでしょ?


ないわぁ…


そんなキモい「老人」になりつつある光源氏…(まだ30代だと思うけど、この時代では老人。笑)


玉鬘は、誰を選ぶのかな〜




なぜだか電車の中で本を読むと時が進むのが早くてすぐ目的の駅に着くので好き。


私のやってしまいがちな速読ではなく、


ゆっくり内容を噛み砕きながら読むことをしたいな。


物語って、要約してしまってはなんにも面白みがなくて


源氏物語も単なる光源氏プレイボーイ物語と言ってしまうんじゃなくて、その情景描写だったり人々の気持ちの揺れ動く様、その当時の時代背景について考えたり…(歌の良さまでは難しいけど)そういうのを楽しみたい。


1〜3巻もぱぱぱっと読み進めてしまったのでまた読み直したいなあ。