今朝も、朝ドラ「虎に翼」を見て一日のスタートを切る。
97歳になる私の母より、もうひと世代前の女性初の判事、裁判長になった三淵嘉子さんをモデルにしたドラマである。
パイオニア精神に溢れた女性、現代のジェンダーフリーの話どころではない。








ドラマを見ると、スカッとする気持ちになり、主人公の寅ちゃんにエールを送るのは勿論だが、時折り自分の今までの来し方を振り返り、モヤッとする気持ちになってしまうことがある。

つくづく、人生における環境と教育の大切さ、本人の能力と強い精神力の必要性を思わずにはいられない。


石鎚山を眺められるcafeから



田舎で育った私は、当時にすれば、恵まれた環境と贅沢な教育の機会を与えられたと思っている。

しかしながら、母は、東京で大学を卒業し就職した私に、帰省する度に地元での見合い話を用意して故郷に連れ帰ろうと画策していた。

石田ゆり子さん扮する母親と、伊藤沙莉さん演じる、女学校卒業間近の娘の寅ちゃんとの関係に似ているが、私の場合、当時の三淵嘉子さんの時代から40年近く経っているにも関わらずだ!

身近な母の友人からは、娘にできる最大の親孝行は親元に近いところに嫁ぐことだとも言われた。母の横槍⁈

中学時代、ある先生に「おまえは事勿れ主義」とか「日和見主義だ」と言われた私。
寅ちゃんほどの能力も精神力もない私は、最大の親孝行を選んでしまった。

学んだほどには、社会貢献はせず終いだ。

それで、ドラマを見た後、スッキリもし、モヤッともするのだと思う。寅ちゃんに嫉妬?

そういうのって、女の人あるあるの感情なのじゃないのかな?
子育てしながら、社会で活躍している女性を応援する態度を示しつつ、本心は、女はやはり良妻賢母、貞淑なヤマトナデシコが一番!と思っていたりする。

女の敵は女なのかもしれない。

日本の古くから染みついた男尊女卑の観念は、そう簡単には覆せない気がする。


失礼!今の若い世代の意識は進んでいるのかもしれません。


それにしても、

世界の中で、日本女性の社会進出度はかなり出遅れていると言われている。

やはり、結婚、出産と仕事との両立が難しい。家事育児は女の仕事という古い考えがネックだ。少子化の原因もこの辺りにある。

優秀な女性が、心置きなく活躍できる環境を整えるのはそんなに難しいことなのかな⁇ 女性大臣の数の問題?

先ず、個々の意識の変革からか…



NHKの大河ドラマも紫式部。平安時代の女流作家で藤原道長の時代の影の立役者、

ライバルの清少納言も当時の皇后、定子に仕えた才女。

今年の大河は女性にスポットライトを当てている。これも、今後どういう展開になって行くのか楽しみにしている。今のところ、紫式部も清少納言も、恋や結婚に恵まれていないところが、引っかかっているのだけど… 



朝ドラの寅ちゃんは、結婚や子育てを

どう切り抜けて行くのかしら?

でも、これから起こる幾多の戦争を背景に果たしてどうなるのやら〜


婆さんの嫉妬やモヤモヤはあっちに置いて

ドラマの中の女性達を応援しなくては〜

本当は、先に現実の女性達だよね‼︎


などと

今日もぼやいてしまいました…⤵️