春を待つ枯木「サンシュユ」




日本全国、大寒波にすっぽりはまり、今日明日は今季一番の寒さになるとか…

ここ瀬戸内も、朝から雪花が舞っている。能登はこんなものではないと思うと、これくらいは我慢、我慢!


このどんよりとした寒空で、余計に気が塞ぐのだが…
昨日、随分ご無沙汰している友人より訃報を知らせる電話があった。
「〇〇さん亡くなったんよ、知っとる⁇」
一昨日の新聞の死亡欄に出ていたらしい。


〇〇さんは、数年前まで英会話講座でご一緒していた方だ。頭の回転が速く弁舌鋭い、でも先生にも皆の気持ちを代弁してくれるような、小気味よい素敵な方だった。
彼女と私は同学年、私は前年の11月、彼女は翌年の1月生まれだったので「同い年ね!」と言うと「違うわ。私の方が一つ下よ」とおどけて言い張る可愛い女性だった。
年明け早々、満七十の古希を迎えたところで召されたことに気がついた。
コロナもあって、数年お会いすることもなかったので、お元気な頃のお顔しか思い出さない。
私も古希を過ぎ七十年生きてきたのだから、何があってもおかしくないのだと印籠を突きつけられた様な気持ちになった。

昔は、七十年も生きるのは「古来希なり」で長寿を祝ったのだろうが、「古希」と言う節目は何か意味があるのだろうか?


夫は、今日七十四歳の誕生日を迎えた。 来年は後期高齢者の仲間入りだ。
コロナ感染後、ガタガタと健康面が崩れ始め、昨年は病気が三つも見つかり、昨秋より大学病院通いが始まった。
とても実直で真面目な人なので、病気との取り組み方も医師の指示通り、優等生の生活を送っている。
ぐうたらで不良主婦の私は、それについて行くのに四苦八苦。


昨日、注文していた本、和田秀樹医師の

「70歳が老化の分かれ道」が届いて一気読みをした。
和田先生は、最近話題の精神科医で高齢者医療の権威だ。
これからお読みになる方のために、内容は割愛するので、関心のある方は是非ご一読を!
この先の人生に向けて、気持ちが楽になる内容だった。
主人にも読んでもらいたいのだけれど、果たして同感するだろうか⁈

どんな人の人生も、あとどれだけの時間が残されているのかは神のみぞ知るである。

私は、幸いにも大病もせず七十年生かされて来たので神には感謝しかないが、この後たとえ病に冒されても、自分の人生の終いは自分の好きなようにしたいと、この本を読んで強く思った。神様、思し召しに逆らうことになるかもしれませんが、宜しくお願いします。

和田先生の御本、もう一冊読んでみることにする。