昨年の12月初旬に、
お茶事のお稽古で京都に出向くことになった。何年ぶりかの冬の京都!

お勉強させて頂く先生のお宅は
京都も北の方角、岩倉という場所にあった

この歳が来ても初めてお伺いするとなると、やはり緊張と不安の入り混じる気持ちになったが、そのドキドキ感も少し新鮮だったりした。

到着が開始時間より早くなってしまい、他の皆さんは未だ到着していなくて一番乗り!連れの友人と二人ではあったのだが…

待合のお部屋で座っていると、ふと壁に掛かるお軸に目が行った。

何とも飄々とした風情の、籠のような物を手にした翁の絵であった。





後にお茶の先生に教えて頂いたのだが、

放庵「鉢叩き」という作品とのこと。


「ひさごを叩き念仏を唱えながら暮の街を

茶筅やササラ等の竹製品を売り歩く男の姿を描いた作品で、師走の京の風物詩とされている」

とうかがった。


この翁?男の軽妙洒脱な姿に魅せられて、私は小杉放庵に痛く興味を持った。

Google先生を頼りに調べていくうちに、茶道具に行き着き、放庵先生の「白衣観音」のお軸と出会う。


この観音さまもふんわりと穏やかなご様子で気に入っている。しかも白衣観音のご利益は良縁、安産、子宝と縁起が良いと書いてあるではないか!昨日1月12日は息子の誕生日である。何とタイムリーと直ぐに小さな床間にお軸をかけた。どうぞ未だ独り者の次男に優しいお嫁さんが現れますように〜




同じような写真が重なって何とか修正したいのだけど、とにかくブログ編集や投稿がよく分からずモタモタが続いている。

息子の良縁とともに、我が脳の老化防止も観音様が叶えてくれぬものだろうか?

この雑記が何とか少しでも長く続いてくれることを祈るのみです。




追記

能登の地震より二週間

死者並びに身元不明者の数も多い中

こんな呑気な願い事のブログを投稿すること悪しからずお許しください。