こんにちは。私です
今年も何卒よろしくお願いします。
さて、2024年一発目は
第43回モデルロケット全国大会滞空機について と、パラシュートについて考える
ということで、43回大会で使用した滞空機についてとちょろ~っと書くのとですね、
大掃除していたら新しい(?)パラシュートの案を思いつきましたのでそれの共有といいますか、どう思いますこれ?みたいなことを書いていきたいと思います。
書く側としては実は後半の方が主題でして,,,とんでもなく長くなりましたが是非ともお付き合いくださいm(__)m
掲載内容
- 43回滞空機について
- 採用パラシュートについて
- 新パラシュートについて
- 終わりに
43回滞空機について
まずはスペックを
機体諸元
全長:約260㎜
直径:32.3㎜
モータなし重量:25.8g(最終設計時の諸元)
安定性:1.84cal
想定エンジン:1/2A6-2
シミュレーション結果(open rocket ver23.09)
最高高度:32.9m
大会では実況者の方に
「オッ、ゼッケンn番ウルトラマンカラーです」
みたいなことを言われましたが違うんです!違うんですヨォ!,,,
名称は今回から"時津風"とすることに。
時津風(ときつかぜ)は、日本で使われている気象用語のひとつである。「良いタイミングで吹く追い風」という意味があり、その意味がめでたくもとれることから、様々なものの名前に利用されている。 by Wikipedia
なんて意味があるらしいです。滞空競技に持ってこいですね。
今機ですが、名称こそは改めましたが機体設計についてはおおよそ前回の滞空機と変わりません。
前回機はこちら
前回あんな結果を納めちゃった以上、なかなか大幅に変える踏ん切りも付かず,,,前回機の微調整が主になっています。
,,,しかしですね、私もどこをどう変えたかあまり覚えていなくてですね(-_-;)
設計図のみで前回機と比較するとおおよそこんな感じ
- 高度+2.9m
- 安定性+0.918cal
- パラシュート区画を長さ方向に5㎜増
作った本人が言うのもなんですがこれほんとかな???
ボディの全長、機体全長をほとんど変えずにこんなに上がります?
ただ仮に過去の自分頑張ったとして認めたとしてもですね、
逆に裏を返せばそれだけ42回機体に無駄があったってことですよね。
???<「これに比べると42回機の滞空機はカスや」
なんて聞こえてきた
確かに回収装置の確実性に重視して設計したときとは目線が違いますもんね
ちなみに具体的に何をしたのかというと、
- ノーズコーン長を-10㎜
- フィンを安定性重視目で再設計
っぽいですね。ますます不良だった説が,,,
機体自体に関してはこんなところでしょうか。
採用パラシュートについて
ここまでの書き方だと
パラシュートに対しては一切工夫をしていない
みたいな感じになっちゃいますが、そんなこともないです
パラシュートのスペックですが
- 直径670㎜ (中央にD=100㎜の穴)
- 円形
- 前回同様ダイソーのゴミ袋を使用(t=0.013㎜)
- シュラウドライン16本
- ミシン糸(紅白)
こんな感じです。
なんか前回の記事を見返したら直径800㎜とか書いててびっくり。自分頑張ってたんやね
あの時のパラは色々使い勝手がいいので未だに中型機などで活躍してくれてます
シュラウドラインがミシン糸なのには特に理由はありません。
単純に手元に程よい材料がなかったため、こちらを採用しました。(紅白に至っては気分です。
実はそれ以外にももう一工夫しておりましてですね。
それがこちら
シュラウドラインをまとめる部分にこんな感じのものを付けてみました。
こうすれば少しは展開しやすくなるかな~なんて思ってチャチャっとCADで設計、印刷したものなのですが、ちょっと考えが足りなかったかなというのが思うところです,,,
で、今回の結果ですが実は不展開でDQだったんですよね
理由に関してはこれらのどちらかかなと
- ミシン糸はよく考えたらビミョー
- パラ自体に十分な処置をしておらず、静電気により張り付いてしまった?
新パラシュートについて
前回の機体についてはこんなところで、
新しいパラシュートの導入として、
突然ですが一旦滞空競技について自分なりの考えをまとめてみようかなと。
滞空時間競技でDQが起こる要因について並べてみると
- イジェクション時
- 展開不良
- 場外へ出る
の大きく3つだと思うんですね。
1個目のイジェクション時は例えば
衝撃に耐えきれず吹っ飛ぶだとか、パラ自体が熱で融着しちゃうetc,,,
これについては設計・製作でどうにかなる問題だと思ってて、
例えば熱から守るピストンを設ける、2回以上の打ち上げに耐える材質にする、とかですかね
飛ばして3個目の場外へ出る、
こればっかりは,,,如何ともし難いと思うんです。
言葉を選ばずに言うのであれば運ゲー要素が強くなると思うのです。
で、今回考えたいと思っているのが2個目の展開不良でして、さらにこれを分けると
- 風を拾わずに展開しない・しきらない
- ショックコードが絡まってしまう
- 口がピタッと閉じてしまう
- 風を拾ったものの展開しきらない
- とんがり帽子状態になってしまう
のが原因かなと思うんです、このDQ最近あまり見ないですよね
でもってコレの対処法が中心部に穴を開ける ,,,だと思って今まで生きてきました(-_-;)
(なんか余計な空気を逃がすとかって聞いたこともありますがほんとなんですかね?
特に折り込まれる部分をそのまま取っ払っちゃえば万事解決なわけですもんね。
仮にその通りだとして、そのやり方は開く代わりに滞空時間を削っちゃうようなもので、特に43回大会での某SNS集団さんみたいなものはなかなか難しいのかなと。
で、風を拾わない問題についてはいまだに納得する対処法がわからんのですよね
,,,でででですね、ごめんなさいここまでは前座というか新規案を理由付けする為の奴でして、
先日大掃除してたらこんな感じのゴミ袋に出会いましてですね
,,,伝わりますかね?これ広げるとなんか十字の骨みたいなのが出てきて底面が四角で保たれるんですよ
中から見るとこんな感じ
多分商品名は「ゴミ箱の底に置いたまま使えるポリ袋」かな?
これをどうにかして使えないかな~と、最近ずっと考えていた次第です。
具体的にこれを採用するメリットがどこにありそうかというと、
- 一度風が入れば底面が最大で保たれる
- 骨が十分に立てばドーム状で維持することができる?
- 底面が確保されるだけでなく奥行き方向(ドーム状)にも広げることができる
- シュラウドラインが少なくて済む?(あるに越したことはない)
- 形状は四角形で保たれる
- 4本あれば十分,,,?
でもって実際に試作程度に作ってみました。
頑張って書いたポンチ絵です。で、
実際に展開させるとこんな感じで
頂点から持つとこんな感じ。
作っていくうちに中央に張り綱が必要だなと気づいたのでラインは全部で5本です。
この張り綱の長さを変えれば骨の効きを変えられる感じです。
まだ本格的な試験は一切しておりませんが,,,これまた結構微妙かな?という印象です
ただ何事もチャレンジと思って、ひとまず44回大会はこの子を使って出てみてもいいかもですね~
終わりに
あ、設計データはこちらに貼っておきますね。
いつも通りgoogleドライブ経由で.orkファイルです。それとパラシュートの部品もCADデータで入れておきました。
この機体ですが、意外と余裕があるので扱いやすいなと感じています。
しばらくはマイナーチェンジを続け、パラシュートをいじるのをメインにやっていこうかな~なんて思っております。
なんだかんだで後三か月くらいしたらまた44回大会のレギュレーションが出てくる時期になるかと思いますので、それまでに新パラの試験を済ませたいなと思っております。
こんなところでしょうか。
今回もここまでお読みいただきありがとうございました。
例によってご指摘等ございましたらTwitter(現X)なりコメントなりでお知らせくだされば幸いです。
,,,そうだ、ちょっと2月の頭まで忙しくなる、というか忙しくしないとならないのでしばらく更新ないかもしれません。
そちらはご容赦ください,,,では。