こんにちは!桐川右煌です。
今日はちょっと、神様に質問がありまして。
それについて聞いてみようと思います。
桐川「世間では、神様は『バチをあてる』とか言われていますが…
本当にそうなのかなと思いまして。」
神様「バチねえ。
てか、愛のムチならあてるがな。」
桐川「愛のムチですか…
それは私の場合、しょっ中な気がします…
だけど良く言うじゃないですか!
『バチがあたるよ』とか『神様から天罰が下るよ』とか。
正しいことをしないと、神様は罰を与える…
神様ってそんな怖い存在なんだと、思わされたこともあります。」
神様「正しいことをしないと罰を与える存在か…
なかなか厳しいねぇ。
でもな、私は『正しくないから』という理由で罰を与えはしないよ。」
桐川「…と言うことは、それ以外に『バチをあてる』理由があると?」
神様「その通り。
オマエ、【因果応報】という言葉は知っているだろう?」
桐川「原因があるから結果がある、という意味ですよね。」
神様「そうだ。
全ての結果には、その結果となった原因が必ずある。
その原因があるから『バチがあたる』のだ。
だから私が何の理由もなく『バチをあてる』ことはない。
全ては自分自身の言動に起因しておる。
ということは『バチがあたる』とは、自分の言動に対する報いなのだよ。」
桐川「じゃあ、神様が一方的に『バチをあてて』いる訳ではないということですね。」
神様「そりゃそうだろ!
『私の言うことを聞け!さもないと罰を下すぞ!』とかだと、ただの暴君だろ?」
桐川「でも、そんな風に神様を恐れている場合もありますよ。
だから神様に対して畏怖の念を抱く人もいるんじゃないですかね?」
神様「私は一方的に、理由もなく人に【罰】を与えたりはしない。
罰を下しているのは、罰の原因となる自分自身の言動だ。
だから私を無闇に恐れたりする必要はないのだ。」
桐川「私の場合は、今となっては神様は恐れる存在では無くなりましたが…
逆に起こる出来事が辛過ぎて『神も仏も無い!』と思ったことはありますよ。」
神様「だからその出来事も、全て自分の行ったことが原因となっておる。
私はいつもオマエの側にいたし、私がオマエを見捨てたから不幸が起こった訳ではないよ。」
桐川「では、自分の行ったことが原因で『神も仏もない』ような辛い出来事が自分に返ってきた…神様はそうおっしゃりたいんですね。
でも、自分の今までの人生を思い返してみても、自分が受けた仕打ちと同じくらい、誰かに酷いことをした覚えはないんですが…」
神様「前世で、だよ。
今生きている今世では、確かにオマエはそれほど酷いことはしていない。
だがな…前世では、オマエは人をかなり酷く傷つけたんだよ。
だから今世でその仕打ちを受けている、という訳だ。」
桐川「えっ?
私、前世で人を傷つけたんですか?」
神様「ああ、そうだよ。
オマエがされたみたいに、オマエも人を傷つけていた。」
桐川「いや、えー?
そんな酷いことを、私はしてたんですか?
全く身に覚えがないんですけど」
神様「そりゃそうだろう。
今世に生まれ変わる際、前世での記憶はリセットされているからな。
でも、オマエは明らかに人を傷つけていたよ。」
桐川「なんでまた、そんな人を傷つけるようなことをしてしまったんでしょう?
前世の私って、だいぶアホなんですかね?」
神様「その時はオマエの魂がまだ若いせいもあって、人を傷つけることで自分を保っていたのだ。
だが今世で逆に傷つけられる立場になって、ようやくわかっただろう?
傷つけられる側の辛い気持ちを。」
桐川「そりゃもう、散々でしたから…
二度とあんな思いはしたくないし、あんな思いをしたからこそ、同じように人に対して傷つけるようなことはしてはならないと思っています。」
神様「そうだろう?
オマエは今世では傷つけられる側を経験したことにより、その痛みを理解して、二度と人を傷つけまいと思った。
だが、その傷つけた人間に対してはどうだ?
オマエは未だに、自分を傷つけた人間を恨んではいないかな?」
桐川「正直、許そうと思っても許せないですね。
だってあんな酷いことをされたんですから。
…でもその原因が、実は自分の前世での報いなんだったら…
自分自身の過去の言動に対して【許せない】って思っているということなんですね…」
神様「その通りだ。
だから人を恨むのはやめなさい。
その原因は全て自分にあるのだから。」
桐川「そうですね…前世での自分が悔いるくらいにアホだったのが良くわかりました
そのせいで、今世で私は報いを受けてしんどい思いをして…
もう二度と、同じ過ちは犯したくありません!」
神様「そうだな。
魂の幼さゆえに、皆、過ちを犯す。
そしてその身に報いを受けた時、自分のしたことを反省して学んでいくのだ。
魂はそうやって成長していくのだよ。」
桐川「【因果応報】って、魂が学び向上していくためのシステムなんですね。
では【因果応報】にはどんなパターンがあるのでしょうか?」
ということで、桐川、神様に【因果応報】のパターンを簡単にですが教えてもらいました。
傷つけると傷つけられる。
裏切ると裏切られる。
批判すると批判される。
責めると責められる。
いじめるといじめられる。
殺すと殺される。
犯すと犯される。
盗ると盗られる。
騙すと騙される。
優しくすると優しくされる。
許すと許される。
誉めると誉められる。
愛すると愛される。
助けると助けられる。
与えると与えられる。
感謝すると感謝される。
神様「全ては自分に返ってくる。
それは、良くも悪くもだ。
だから今の自分を見れば、今までの自分がどうだったのかがわかるということだよ。
今の自分が不幸なら、人を不幸にしてきたのだ。
逆に今の自分が幸せなら、人を幸せにしてきたのだよ。」
桐川「だったら、自分の人生が上手くいっていないなら、それは【因果応報】によるものなので、自分に全ての原因があると考えて良いのですね?」
神様「そういうことだ。
だから人を恨んだり、無闇に神を恐れる必要はない。
『今どのように生きていけばよいのか』をよーく考え、自分の人生に責任を持って精進していきなさい。」
桐川「じゃあですね…私、だだっ子占い師じゃないですか?
…私、逆に駄々をこねられる立場になったりとか…今後します?」
神様「おっ、その通り!
オマエが駄々をこねた分だけ、いずれ返ってくるぞ!
その時に私の苦労がイヤという程理解できることだろう!
いやぁ、楽しみだなぁ!」
桐川「えっ
いや、神様、私、これからは超素直についていきますので!
どうぞよろしくお願いします」
神様「…」
今回のお題【因果応報】。
全て自分に返ってくるなんて、怖い法則ですよね。
だったら、幸せになるには不幸を恨まずに良い因果を自分から作れば良い訳で。
理屈では簡単に理解できるのですがね
それを実行できれば…これからの世の中には、幸せな人が溢れてくるに違いありません。
神様はきっと、そんな世の中を望んでおられるのでしょうね