YouTubeが配信されて

動画を観て下さった周りの方々から

「凄く素敵なお話しだったよおねがい」と言っていただけて、調子に乗ってやろうと思いきや…





お兄ちゃんがインフルエンザB型に!笑い泣き





もはや今シーズン2度目のインフルに、


動揺もなく。

淡々とマルチタスクをこなしましたニヤリ





そして私も動画を見て。

当時、にっちゃんがガンだと診断をされて、

治療に向かう時。

私が心に持っていた気持ちを書こうかなと思います。





にっちゃんの場合は生まれてからずーっと病院にいて、最初は持続で全血球輸血しながら生きていて。

最終的には5日に1回、血小板を輸血してました。






それが1年続いていたので、

私は淡々と毎日を過ごしながら。

ふと「私、子ども2人いるんだよなー」とか。

「何で離れ離れなんだろう。」

「私の家族って…4人なのに、3人しかいない」と、


ぼーっ考える時がありました。


不思議な感覚だし、

家族が欠けてるのに

一緒に住んだ事がないから

お腹も切って産んだはずなのに。





育児出来ない毎日が変な感覚でした。






異常な毎日が産後すぐから1年も続けば、

頭ん中がおかしくなっていたんでしょうねアセアセ





それくらい、

感覚が変になってたんだと思います。





1歳になり

モノソミー7 

骨髄異形成症候群だと診断されました。





私は、この診断がおりた時に

「ようやくこの毎日が終わる」と思いました。

それは、

悲しみとかではなく希望の光でした。





治療が出来る事の喜び。

ようやくこの毎日が終わる。

ようやく前進した。





と、喜びではないけれど。

気持ちが引き締まり、やらなければならない時がついに来た。という気持ちでした。





そして、

「これがにっちゃんのラスボスや。にっちゃんの最後の戦いや!絶対に私がにっちゃんを助ける。

それで私がにっちゃんを絶対にこの家に連れて帰る!」と思ってました。





小児がんの病棟にいると、

診断を受けてショックなご家族。

心の準備も無いままに、治療が始まる。

お母さんたちは「私がもっと早くに気づいていれば」と自分を責めてました。






そりゃそうですよね、ガンですから。





だけど、

患ってしまうのは仕方がない事。

こればっかりは、何が悪かったという原因は無いものなんです。





ガン細胞が出てきてしまったのだから。





ただ、診断がおりて治療をするのは

生きるためにする事。





ガンだと診断されると「死」というものが

急に目の前に姿を現します。





だけど、向かう先はそっちじゃない。





治療をするのは生きるため。





生き行くための道がそもそも違うのです。





早く気づいてやれなかったと

自分を責めてるお母さんには





そうじゃない!と伝えたいです。





にっちゃんは大変な1年を過ごしてましたが。

この1年が移植を成功するのに、ものすごく大事な時間になっていたんです。





もし、早くにガンだと診断されていたら

体が小さすぎて治療出来なかった。

1歳にならずに診断されていたら、

放射線治療が出来なかった(放射線治療はかなり強い治療なんで1歳を過ぎた子にしか実施できません)

1歳を過ぎていたからこそ、

体力を少しでもつけれていましたし、

にっちゃんが耐えられる最高にキツい治療を

頑張って乗り越える事が出来ました。





1歳でしたが、体は小さく4500g





それでも、この1歳という時間が

にっちゃんにとってのベストな状態で

治療に勝てたんだと思います。





だから、皆んな。

全ての事は誰のせいでもなく、

見つかる時に見つかって、

治療できる状況だからこそ戦えるんだと思います。





変わってやる事は出来ないし、

本当に無力だったけど。





私の心の中では、

ガンと戦っているのはにっちゃんだけど…

抱っこしながら

手を握りながら

24時間ずっと一緒にいながら






私から伝わるこの匂いや温もりや愛情で、

にっちゃんの中にいるガン細胞を

ボッコボッコにぶちのめしてやっつけている気持ちでした。






私が倒す…ラスボス絶対に私が倒すからな!





という、気持ちでした笑い泣き






今こうして書くとふざけてるみたいですが、

当時はめちゃくちゃ本気で思ってました(笑)