先日母と話をしていたら「あんた誕生日休みじゃんw」と電話越しにニヤニヤしてくるのが伝わってきました。
………はぁ?予定入ってないけどぉダメですかぁ???爆
たぶん展示のあれこれで必死になってるタイミングだと思ふ
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どーれーにしーよーかなーてんじんさーまの言う通りー
ぷっとしてぷっとしてぷっぷっぷ
はーいーこーちーらでーすーよっ♪
地域で差がありますよね。不思議ぃ。
なんで私の出身地はオナラしているんだろうか…方言も含めていろいろと謎の地域ですw
ということで、どの本にしようか迷ってこの本にしました。
なんだこの入り方は
『ヨイ豊』 梶よう子
江戸末期の歌川一門のお話です。
浮世絵というと大御所の3人が主役になるものが多いのですが(ほとんどかもしんない)、これは二代目歌川国貞の物語。
そしてその脇を固めるのが国周(八十八)。私、国周が地味に好きなので嬉しかったです(笑)
この時代の絵師は一門を率いていくために、名を継いでいく。
亡き豊国を国貞がなかなか継がないことをあっちもこっちも業を煮やし、国貞の肩身は狭くなる。
でもとても真面目で一門を背負うことの重みを感じてしまっている彼は…そして正反対の性格をしている八十八との関係は。
みたいな感じで、なんだかんだ心にずっしりときました。
最終的には継ぐことになるんだけど、呼ばれるようになった「ヨイ豊」というあだ名。蔑称。どうしてそうなったかは読んでみて初めて分かります。私もびっくりした。
そして開国して明治になる。
海外からあれもこれも入ってくる。西洋画も入ってくる。じゃあ浮世絵はどうなる?
この辺、時代が変わるということのキラキラした空気の裏で追いやられてしまう人がやっぱりいたし、現代でも変わらないんだなあと、なにやら感傷に浸ってしまいました。
最初は読み口が堅いしわりとページ数があったので「大丈夫かな?」と思ったのですが、物語が走り出したら気にならなくなりました。
梶さん、この辺の時代、うまいなやっぱり。
今度「広重ぶるう」(だと思う)が映像化されるっけか。その前に読みたいなー
舟華