Yukiです。

 

民芸・民族・歴史・美術・芸術などの

資料館・博物館・美術館が好き。

 

旅行に出かけるときには

見学を楽しみにしている。

 

宮古島で行ってみたいと思ったのは

宮古島市総合博物館と

宮古島市伝統工芸品センター

 

宮古島市伝統工芸品センターを

見学たいと思ったのは

着物に興味があるから。

 

二十歳のころ

着物の着付けを数年習っていて

着付け講師の資格を持っている。

 

あの頃は、頼まれた人に

成人式の振袖の着付けをしてあげたなぁ

 

とか

 

親族に葬儀ができたとき

おば達全員に喪服の着付けをしてあげたなぁ

 

なんて懐かしく思い出す。

 

けれど、時間の関係で

宮古島市伝統工芸品センターに

行くことはできなかった。

 

残念。

 

曇り空の下、レンタカーを走らせて

途中、道路の陥没の大きな水たまりで

レンタカーを水没させそうになりながら

宮古島総合博物館に向かった。

 

宮古島では

御嶽や展望台や民家などもそうだけど

 

ここ

宮古島市総合博物館も

気温や湿度の高い南の島ならではの

佇まい。

 

 

白い壁が風雨や気温に晒されて

苔むしたようなカビたような

なかなかに黒ずんでいる。

 

宮古島総合博物館の姿も

そんな感じだった。

 

けれど、それが良い

 

自分の暮らしているところから

遠いところ

 

すっと遠くの

南の島に来てるんだなぁって

感じられて

 

嬉しい気持ちになった。

 

館内に入ると先客は一人だけだった。

 

うわぁ、ここでも貸し切り状態だ。

ゆっくり観られるぅ♪と嬉しくなった。

 

人混みは嫌いだから。

 

宮古島市総合博物館を見学して

 

幼稚園児みたいな感想だけど

おもしろかった。

そして、めっちゃ寒かった。

 

ブログを書こうとして改めてHPを見たら

 

 

宮古島市総合博物館にお越しのお客様へ

当館は資料の保護のため、

館内の温度・湿度を一定に保っています。

外の気候との温度差や展示室の場所によって

寒く感じられる場合があります。

上着などをお持ちになり

調節してくださいますようお願い申し上げます。

 

 

と注意喚起されていたびっくり

 

そうだったのか…。

事前に確認しようよ自分。

 

ゆっくりおちついてもっと長時間

じっくり見学したい…けれど寒いぃぃ。

 

言いたいことがなかなか言えないタイプで

嫌なことも我慢しちゃうタイプなんだけど

 

あまりにも本当に寒すぎて

(ストールは持っていたので羽織ってました)

 

「寒すぎるので!!!冷房弱くしてください!!!」と

何度も言おうと思いました。

 

良かったぁ…言わなくて。

 

寒かったけど、めっちゃ寒かったけど

 

貸し切り状態で順番待ちで

後ろに並ぶ人もいないので

 

音声案内や動画のボタンも

ひとつひとつ押しながら

ぜーんぶ見ることができました。

 

覚えてないくらい色んなものが

展示されていました。

 

当たり前か…。

「総合」博物館だもんなぁ。

 

 

館内は撮影禁止

 

宮古島の縮小模型のコーナーでは

 

宮古島に祀られているいくつもの

御嶽のあるところや伝説に

なるほどぉと思ったり。

 

令和の今も国民負担率が50%近く

とか言われてて生活楽じゃないけれど

 

宮古島にも人頭税という

重い税が長年にわたり

課せられていたんだぁ…

 

今も昔も下々の民は

重い決まりごとに

苦しめられていたんだなぁと

 

我が身のように感じて苦しくなったり。

 

きれいでかわいい野鳥の姿を観たり

さえずりを聞いたり。

 

ハブはいませんから安心してって

ホテルの人が言ってたし

ネット情報でもハブはいないって

はずっだったよね

 

 

宮古島を観光するにあたって

何よりも怖いくて避けたかったのが

大嫌いなヘビ関係のこと。

 

文字にするのも文字を見るのも嫌。

 

なのにヘビの展示スペースが

突如現れてひぇ~っと後ずさる。

 

えええ???ハブいないけど

ヘビはいるんじゃん号泣

 

宮古島に上陸した初日に

牧山展望台に登るとき

 

南の島を感じられるのが

あまりに気持ちよくて嬉しくて

 

きれいな林の脇道に入って

歩いてみようかと思ったけれど

 

歩かなくてよかったぁぁぁ。

 

ヘビごめん。

 

ホテルでヤモリちゃんには会った。

 

怖くてブレたけどヤモリ写ってます。

 

カタツムリもいます。ベランダの天井

 

南の島なのでヤモリいます。

ご了承くださいとは言われていたので

了承してました。

 

ので、ヤモリちゃんは気合で受け入れました。

 

けど

 

ホテルのレストランのドアを開けたら

外にいたので

 

「ぎゃ…」「ひゃ…」みたいな声が出てしまい

腰抜かしそうになりました。

 

「彼らの住むところにお邪魔しているのは

私の方なんだから

キモイとか怖いとか嫌いとか

出てこないでなんて言ってすみません」

 

自分に言い聞かせながら

ホテルの人たちにもそう言いました。

 

ヤモリちゃんにもごめんねと言いました。

 

 

だいぶ外れましたので話を戻します。

 

ヘビ展示コーナーには

何種類もの白いヘビちゃんたちがいて

 

宮古島にハブはいないけど

ヘビはいると学びました。

 

あとは

 

宮古島の神事パーントゥの実物大の模型とか

宮古島の美しい海が育む生き物や漁業のこととか

昔の生活の様子や道具や建物の模型とか

地下ダムの仕組みのこととか

 

ほんともういっぱい展示されていました。

 

 

宮古島市伝統工芸品センターには

行けなかったけれど

 

ここで宮古上布に関する一端を

垣間見ることができました。

 

宮古上布の実物や機織り機の展示があり

 

宮古上布が出来上がるまでの

気の遠くなるような作業の様子には

 

根気がいる作業の繰り返しだし

日々の疲れもとれないだろうなぁと

 

感動しながらも疲れを覚えました。

 

 

だって

 

気の遠くなるような

細かな工程もさることながら

扱う糸が髪の毛ほどの細さなのですから。

 

これを織るのも熟練さんでも1日に20cm程だとか。

 

宮古島には公立の美術館はないみたいだけれど

 

宮古島市総合博物館を見学することで

 

宮古島の自然とか

歴史とか文化とか民俗のこととかを

まるごと知ることができました。

 

 

寒かったけれど(こればっかり言ってる)

 

他の見学者をさほど気にせずに

ゆっくりじっくりたっぷり見学できて

とても楽しかったです。

 

寒さに耐えながら(まだ言ってる)

約2時間ほど滞在しました。

 

つづく