第3話~~~~~ 夢から現実へ~~~~~~
秋空がすごく気持ちい日が続いていた。
いつもノープランだったから少し考えようと思い
提案したのはピクニックだった。
もちろん、キョンには内緒!
言ったら絶対に反対しそうだったから。。。。
私:「ね~今度デートのときにキョンの手作り弁当作ってきて!」
メールで送ると即Tel!
キョン:「ちょっと何言ってんの!? 絶対ヤダ!」
ちょっと切れ気味に言われた。。。
私:「いいじゃん!作ってきてよ~・・・」
キョン:「絶対にヤダ!自分で作ってくればいいじゃん!」
こんなやり取りして何とかお願いをした。
キョン:「でもお弁当作ってどこに行くの??」
キョンは不思議そうに聞いてきた。
私:「絶対にお弁当を作ることと、俺が考えたデートを嫌だって言わないって
約束するなら言う」
断られないように前もって約束してもらってから
私:「ピクニック!すっごく気持ちいいと思うよ!」
それを言ったキョンの反応が面白かった!
キョン:「えぇ~!!ピクニック!! ・・・・・ ヤダ。。。」
期待通りの反応!
私:「約束したでしょ!○○日にいつものところで待ち合わせね!」
私は少し笑いながら電話を切った。
デートの日。
キョンがちゃんとお弁当を作ってきてくれるのかは
正直、不安だった。
待ち合わせ場所で待っていたキョンを車に乗せたときに
いつもより大きなバック。
キョン:「約束どおり作ってきてやったぞ!」
キョンが少し照れながら言ってくれた!
私:「本当に!すっげ~嬉しい」
また、胸が痛かった。
心の奥底に封印した感情が今にも爆発しそうだった。
強引にその感情を押さえ込んで出発した。
その時思ったのは 人の心は複雑なようで単純なんだな~って
思えた。
お弁当を作ってきてくれたこと
少し照れながら伝えてくれたこと
それを見ただけで前よりもより強く思うようになる。
そんなことを思いながら目的地に向かって
車を走らせた。
私:「お弁当の中身はどんなんかな~。。
すっごく期待してるから!楽しみ!!」
それを聴いた瞬間
キョン:「期待は絶対にしないで!たいしたものは作ってないから!」
照れながら言う。
目的地についてのんびりとピクニックをした。
もちろんメインはお弁当だった。
お弁当を広げると凄く頑張って作ってくれたことが見るだけでわかった。
一緒に暮らしたら毎日が楽しいんだろうな~って思いながら
食べ初めたとき・・・・
私:「ん??」
なんか味が・・・・って思った瞬間。。。
キョン:「やっぱり変な味するでしょ!?」
私:「え??」
キョン:「実は~・・・・・失敗しました!」
私:「えぇ~!!って食べてから言うか!?
どう考えても塩分がありすぎだろ!?」
キョン:「ドンマイ!期待するなって言ったでしょ!?」
私:「うわぁ!なんか逆ギレhしてるし!」
キョン:「なんだよ~いいよ!食べなくて!」
本気で切れたキョンはちょっと寂しそうな顔をした。
私:「そんな怒るなって!俺濃い味が好きだから大丈夫だよ!
これなんて美味しいじゃん!」
などといいながら全部食べた。
キョンは全部食べるとは思っていなかったみたいで
ビックリしていたが嬉しそうにもしていた。
ピクニックが終わり、少し散歩をすることにした。
本当にいい天気で気持ちが良かった。
歩きながら次は何をするかを二人で
話をしていた。
木の影に隠れてはキスをしていた。
誰かが通るのもかまわず。
夢の中の世界は凄く楽しかった。
これが現実になるとは少しも思ってもいなかったからだ。。。
その日の夜はキョンに予定が入っていた。
会社の同僚と飲みに行く予定があったため
早めの切り上げ。
その日の夜。
キョンからのメールで
「今何してる?今からって会えないよね?」
こんな時間にどうしたんだろう??
私:「今から? 俺は大丈夫だけどキョンは大丈夫なの??」
キョン:「うん。まだ帰ってないんだ。少しでも会えればと思ってメールしたんだけど
無理させるよね!ごめん、大丈夫。」
キョンの顔が想像できた。
空元気であるが何かあったのだと感じた。
私:「今から行くよ。どこにいるの??」
キョン:「いいよ~。帰るね!大丈夫!」
私:「どこにいるのかを聞いているの!? 会ったらぎゅって抱き締めてあげるからどこ!?」
私は私が出来る最大のことをしようと思った。
ただ、抱き締めるだけだがそれが私の精一杯の気持ちだった。
キョン:「○○の駐車場」
私:「分かった。今から行くから20分くらい待っていて」
キョン:「うん。でも本当にいいよ!」
私:「行くよ。」
20分くらい車を走らせてキョンの待つ駐車場に向かった。
待っていたキョンは悪いことをしたと思っていたのか
少し暗い顔をしていた。
私:「どうした??何かあったのか??」
キョン:「何もないんだけど会いたいって思ったらメールしちゃった」
私:「そっか。何かあったのかと思ったぞ。」
キョン:「ごめん。無理させたね。大丈夫だったの?」
私:「何が?? 全然大丈夫だよ!」
心でキョンのためだったら何が何でもくるさ!って
思っていた。もちろん、口にはださずに。
その夜、少し車の中で話をしているときに
キョンとキスを何度もした。
私はこれもまた夢の中の世界なんだろうな~と
自分の心に言い聞かせていた。
キョンにこのことを伝えた瞬間。
全ては終わるとも思っていた。
その時、キョンが私の方を見て
キョン:「ね~私のことどう思っている??」
ビックリした。いきなり何を言い始めるのかと思ったら
どう思っているって。。。。心の中はいえないと思っていた。
自分にウソをついて
私:「好きだよ!」
キョンは嬉しいような少し悲しいような顔をした。
私:「キョンは俺のことをどう思っているの??」
キョンの顔を見たときに出てしまった言葉だった。
少し聞きたくないとも思っていた。
答えは「好き」にきまっているから。
キョン:「私は、好きとは違うな。。。。好きとは違う。」
私はどうしたらいいのかわからなかった。
じゃ何??って思った。
私は「違うって、じゃ~何?? 嫌い?? 好きまでは行っていない??」
手が震えていた。自分とは考えても見なかったような答えが返ってくるのか!?
そんなことを考えて思いっきり不安になっていた。
キョン:「好きよりももっと上なんだよね~。。。今日、ずっとそのことを
考えていたんだ。私の気持ちはどう思っているのかを」
私:「好きの上って何??大好き??」
キョン:「バカ! もっと考えて!」
正直、その時は頭がパニックで考えがまとまらなかった。
私:「わかんね~! どうしたらいいんだ!?」
ちょっとした沈黙があり、私は一生懸命考えていた。
それもそのはずだ、私はキョンを好きから愛に変わっていた。
でもそれがキョンも同じだとは考えていなかった。
それでチンプンカンプンな答えを言ったりしていた。
頭がグチャグチャになってしまい、
どうにでもなれ状態で自分の正直な気持ちを話し始めた。
私:「キョン。これから話す事は、俺が自分の心の奥底に思っていたことを
伝えるね!」
キョンはいきなり話し始めた私をみてビックリして「なに、なに、ない??」
って言ってきた。
私は最初に食事をしたときから
今までのことを話し始めた。
私:「いつからかは正直わからないんだけど、俺ね
キョンのことを好きっていう感情から「愛」っていう
気持ちに変わったんだよ。」
ついに言ってしまった。
言っては行けないこと。
これでこの関係は全てが終わると思った。
お互いに帰る場所がある身でそれはタブーな言葉。
明日からは普通の取引先でそれ以上なことは無いと
思った。
その時キョンが
「よかった。実はね、私も同じ気持ちになっていたの。
それで、そのことを考えていたら会いたいって思って
連絡したんだ」
私の中で夢の世界が現実の世界に変わった。
夢でしか思ってはいけないと決めていた
心の奥底の封印がいっきり外れる感覚があった。
それを聞いた瞬間
キスをした。
キスをしながら 「愛している」
と私は何度も伝えた。
キョンもそれに答えるように 「私も愛してる」
夢から現実になった瞬間だった。
その日、二人の新たな気持ちが通じ合った日になった。