洗濯機の水が溜まらないのを修理しました。
既に20年以上も頑張ってくれている洗濯機の調子が悪い。
東芝の全自動洗濯機で、僕の単身赴任ライフを支えてくれた。
症状は、スタート時に水が溜まらない。
排水バルブが原因だけど、常に溜まらないのではなく、5回に1回くらいが3回に1回くらいになり、最近ではほとんど毎回溜まらない。
でも、運よく溜まり始めると、後はすすぎから脱水まで完璧に動く。
ということは、バルブが閉まったり開いたりする機能そのものは壊れているわけではない。
再スタートするときだけの症状なんだ。
つまり、洗濯が終了した時点でバルブが閉まらないといけないのだけれど、その機能が壊れているらしい。
買い替え時かと思うのだけれど、一応修理のトライしてみよう。
さて、裏ブタを開けてランプで覗きながら試運転。
やはり、終了時にバルブが開いたままだ。
ネットに書いてある、異物混入も確かめたけど何もない。
修理の鉄則、叩いてみましょう。
あれっ、プシューって音がしてバルブが閉まったヨ。
何回かトライして、バルブを引っ張っているワイヤーを動かす黒い箱が原因のようだ。
プラスティックの箱を指でトントンと叩くだけで、プシューと閉まる。
鏡と懐中電灯で2本のネジを確認しながら、黒いボックスを取り出す。
黒いボックスはネジ5本で閉まっていて、簡単に分解できた。
最初は、画像の下にある接点不良かと思い、磨いて接点復活剤を吹きかけてみたが、頻度は減ったものの水が溜まらないのは頻発する。
あと、劣化するアイテムと言えば樹脂でできた歯車か、またはコンデンサー。
歯車ならば修理はあきらめるしかなく、黒いボックスごと交換するしかない。
参考までに、黒いボックスの品番はこの画像です。
コンと叩いて機能するということは、ステップモーターかソレノイドバルブのパワー不足か?
工程の最後にコンデンサーに蓄電した高電圧でバルブを動かしているのだろう。
コンデンサーは、200V、10μF。
早速、電材屋に行って探してみたのだけれど、耐圧200Vのコンデンサーが置いてない。
ウ~ン、困った!
でも、200v以上でも許容範囲以上ならばいいはず。
(最悪、モーターのトルクが落ちるかも!)
ということで、最初の画像の左側にあるコンデンサーを交換しました。
450V、10μFです。
さて、試運転!
終了と同時に、プシューというバルブが閉まる音!
3回やって、3回とも快適です。
22年も使ってたらコンデンサーも劣化するのは当然で、それこそ買い替え時なんでしょうけれど、たった98円の部品一つでもう少し動いてくれるのなら、本当に壊れるまでこの子と付き合ってみようと思います。
その後、快適に動いてくれて、僕の洗濯ライフを支えてくれています。
有難う!