ビーノをいじくり回す(スロージェットを加工する)の巻 | 一石、月夜に(無駄)吠える。

ビーノをいじくり回す(スロージェットを加工する)の巻

前回ニードル位置を下げてそれなりの効果が表れたので、方向性は間違っていないようです。

 

オーバーサイズにする

  ↓

空気の流入量も増えるけどベンチュリーの流速も上がる

  ↓

流速が上がるからガスも濃ゆくなる

  ↓

発信&低速(登り)時にカブル

  ↓

ガスを薄くすればよい

 

エア調整バルブを4回転くらい開けたけど、それが限界で、小さなスロージェットがどこにもなくて、ニードルを下げて様子見でしたが、10月に入って寒くなった途端に調子が良くなったということは、やっぱりガスが濃ゆすぎるという確信を得ました。

 

よし!
それなら、手元にある#42のスロージェットを切りましょう。

ということで、23mm長のジェットを20mmに切りました。

加工としては、ねじ込むときのマイナスドライバーの切込みをヤスリでゴシゴシ削ってピンホールの油面が20mmになるようにしました。

 

写真の上がノーマルの20mm長(#46)

下がネットで手に入れた23mm長(#42)

 

さてさて、試走に出かけましょう!

 

ガ~ン!

 

完璧です!

 

低速から高速域まで完璧に加速します。

上り坂もグイグイ上ります。

欲を言うと、発信時だけ若干の物足りなさを感じますが、20㎞/hくらいからトップスピードまで綺麗に繋がります。

後は、エア調整をもう少し詰めればいいと思います。

 

【後述】

一体何年かかったんだろう?

5年、いや7年ぐらいか?

当たり前と言えば当たり前の結果なんだけれど、この原因に確信が持てるまでずいぶん遠回りをしました。

でも、そのおかげで、メカニズムにも詳しくなったし、分解から組み立てまで30分という、プロ並みの手際になりました。

ボアアップ=ジェット拡大という常識は間違いだったという、常識を疑うことも覚えました。

きっと人生にも役に立つことだと思います。