ビーノをいじくり回す(ニードルクリップを上げてみる)の巻 | 一石、月夜に(無駄)吠える。

ビーノをいじくり回す(ニードルクリップを上げてみる)の巻

もう52,000㎞以上も楽しませてくれるVino君!

オーバーサイズのせいかやっぱりしっくりいかない。

40㎞/h以上に達すると爆発的な加速なんだけれど、それの快感があるゆえに低速のもたつきが気になってしようがない。

 

オーバーサイズ=空気の流量が増える

    ↓

ベンチュリーの空気の流れが増大する

    ↓

たくさんガソリンを吸い上げる

    ↓

  カブる!

 

なるほど、ということは、ガスを薄くすればいいのか?!

 

オーバーサイズの場合、ジェットを大きくする(濃くする)と思い込んでいたけれど、その逆もあるということか?!

 

早速試してみよう。

 

薄くする方法は、ジェットを小さくするのが常道だけれど、発信加速ということはスロージェットだ。

ノーマルは46番。

でも、バイク屋さんに行っても44とか42とか置いてないのよね。

普通の長さのは結構たくさんあるのだけれど、ビーノのは少し短いショートサイズ。

以前普通の長さのを付けたけど、吸い上げ切らないのか全く不調だった。

 

よし、試しだ、エアーを増やしてみよう。

エアクリをキノコ型に変えてみました。

効果は抜群!

低速から高速までグイグイ加速する。

方向性はこれでOKだと確信。

だがしかし、100㎞くらい走った頃、突然絶不調!

信号停車でいきなり吹けなくなって、10㎞/hも出ないノロノロ。

ノーマルのエアクリに変えると、低速不調ながら一応走る。

ヨーく見るとキノコの中がベタベタ。

2ストだから吹き返しがあるのか、キノコのフィルターが詰まってしまったようだ。

これは困った!

 

次のチャレンジは・・・と悩むこと数か月。

ラリー仲間のメカニックさんのアドバイスで、低速から高速のつながりが悪いんじゃないかなか?

ハハーン、それじゃあ、メインジェット側をいじってみようか?

でも以前にメインの番手を落としてみたときは不調になったし、薄くすると焼き付きも怖い。

それに高速域の調子は抜群だから、そこはいじりたくない。

ということで、キャブレターニードルのクリップ位置を下げてみよう。

 

理屈は・・・、

低速で加速しない→アクセルを開ける→空気量は多いけど流速は遅いのでカブる

それなら、ベンチュリーを狭くして流速を上げたらどうだ!

というわけで、ニードルクリップを下げてみることにしました。

手元にある写真で恐縮ですが、このクリップを写真の一番上にして取り付けます。

 

スプリングを外すと、ピンが抜けます。

クリップを付け替えて、再び取り付けるだけ。

簡単です。

 

さて、試走です。

ふむふむ、アイドリングがとても安定して静かになりました。

期待大!

でも走ってみると、少しだけ改善!

多分、エアジェットの調整とかカブってしまったプラグとか・・・、この状態でチューン(調整)してみましょう。

 

方向性は間違っていない(と思う・・・)。

追って、報告しますね。