Vino(ビーノ)のオイル漏れとRブレーキディスク交換とピストン交換(その4) | 一石、月夜に(無駄)吠える。

Vino(ビーノ)のオイル漏れとRブレーキディスク交換とピストン交換(その4)

さて、エンジン腰上の組み立てです。

温かいお部屋で仮組みしていたシリンダーとピストンをスタッドボルトに通しますが、その前に、マフラーを取り付けるボルト2本をシリンダーユニットの排気部分に少しねじ込んでおきましょう。
それと、シリンダーを入れる前に、ガスケットをお忘れなく。
固着しないように、両面にオイルを塗っておきましょう。

ビーノエンジン


ピストンにコンロッドを取り付けます。

ビーノエンジン

こんな感じでかまえて、手前からピストンピンを差し込み、左手の指でコンロッドを支えながら、右手の指でピンを押し込み、ピッタシ合うとスッと入ってくれます。
これがなかなか入ってくれなくて、
ピストンは固定した状態で、コンロッドのほうを、ちょうど左側にあるクーリングファンを少しずつ回しながら上下させ、穴から目視で左右のセンターが一致した状態を保ちながら、
指でコンロッドを持ち上げてセンターを合わせると旨く行きます。
僕の場合、約10分間格闘しました。

次も難関の、サークリップの取り付けです。
付属の奴は「の」の字になっているので、ラジオペンチではさんで入れようとしたのですが、
何度やっても失敗です。
このサークリップは、小さな部品なのに、とっても重要なパーツです。
もしこれが、きっちりはまっていなかったりすると、これが外れてピストンとシリンダーに食い込み、
最悪は、腰下部分に破片でも入ったら、エンジンが完全に壊れてしまいます。
落ち着いて慎重に入れましょう。
結局は、片方を溝にはめた状態で、もう片方をマイナスドライバーで押しながらはめ込みます。
私は、3回ほど、ピ~ンと飛ばしてしまい、幸いすぐに見つかりましたが、結構遠くまで飛びますよ。

ここまでくれば、もうほとんど終わりです。
ヘッドガスケットをはさんで、シリンダーヘッドを方向を間違わないように取り付けます。

ビーノエンジン

固定ボルト4本は、指で仮止めして、ピストンを上下させながらセンター出しを行います。
左側にあるクーリングファンを回しながら、ピストンを上下させます。
無理な力が入らないように感じながら、少しずつ、4本のボルトを均等に締めてゆきます。
最初は指で、次には短い10mmレンチで、対角線上に締めてゆきましょう。
最後には、普通の長さのレンチできっちり締めこみますが、もちろん手ルクレンチなので、締め具合はカンです。
僕の場合は、短めのレンチで(無い場合は、普通のレンチを短めに持って)、結構シッカリ締め込みます。
上下のガスケットが、特にヘッド側のアルミのガスケットが完全密着するくらいの締め具合です。

後はせっせと組み立てです。
プラグコードをシッカリはめて、
  そうそう、今回は新品プラグん付け替えました、熱価は一つ落として6番です。
マフラーもシッカリ止めて、
エンジンシェラウドや、
クーリングファンシェラウドや、
エアクリーナーユニットも
シッカリ止めて、
カウルをキチンと取り付けて、
ハイ・・・・、


ヤマハビーノ


そうなのです、
なぜかボルトやネジが余るのですネェ~。
まあ、頑張って何回も組み付けるしかないです。


さあ、エンジンをかけましょう。
ワクワク、ドキドキですね。
慣らし運転のために、少し、ガソリンタンクに2ストオイルを垂らします。

キックを2、3回して様子を見ます。
セルをキュルキュル・・・、
ブブブッ、ブ~ン・・・・!

かかりました、エンジンが、チャンとかかりましたよ。
当たり前なのですが、これがまた、嬉しくなります。
少しアクセルを開けてみます。
排気も、白い煙がモクモクと出ています。
燃焼室に塗りたくったオイルが燃えていますネ。
音も軽くて、快調です。

さて、試走に行ってみましょう。

ということで、これで終了と思いきや・・・・・・・・・・、
実は、新たな不具合が発生したのです。

<次回は、不具合の原因は?と、キャブ調整につづきます。>


 

 

 

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