そしていよいよS子は息子さんにカミングアウトした。
これはノンフィクションです。
登場人物の紹介
老人ホーム→湯婆婆の館
看護師→S子
看護師→アナー
パートのおばちゃん→赤木さん🤥
相談員→茶瓶
施設トップ→肉団子
入所者→勝るじぃちゃん
では、始まり
S子「突然、驚かせてしまいまして……」
🔵息子「いえいえ、すみません。」
S子「本当に申し訳ないです。今日は午後からお風呂の日で、お風呂から上がったら突然、呼吸状態がわるくなっているのを発見したんです。」
🔵息子「もう、弱って来てたんでねー」
S子「……もしかしたら、シャワーの湯を誤嚥しているかも知れません。お風呂の後に呼吸状態が悪くなって、呼吸の音も悪いんです。」
🔵息子「まあ、あの時に、もしかしたら……と思っていたんでね。よう見てもらいました。なあ、お父さん。頑張れよ( ˙-˙ )౨💗」
S子は何度も謝罪し
肺炎になっているかもしれない
薬が飲めるかどうか分からない
食事ができるように回復しないと命の危機がある
など…
息子さんにお話した。
🔵息子「わかりました。ありがとうございます。迷惑かけますが、よろしくお願いします。」
S子と息子さんの話は
そう長い時間ではなかった。
S子は伝えたいことが全て伝えられたかどうか自分でも分からなかった
S子「もしもし、ドクター」
👨⚕️ドクター「FAX見たよ」
S子「ありがとうございます。きっと肺炎になると思います。」
👨⚕️ドクター「そうかあー。家の人の希望は❓
S子「看取りです。」
👨⚕️ドクター「わかった。それから…1月初めに脳梗塞になってから食事はどうやった❓」
S子「最初はむせて食べれなかったですけど…徐々に回復して、今はミキサー食を自分で食べてました。」
👨⚕️ドクター「そう。今の状態になる数日前は❓」
👨⚕️ドクター「他に変わりはなかった❓」
S子「ありません。いつも通りでした。」
👨⚕️ドクター「そうかー、わかった。じゃあ薬出すから、飲めそうなら飲ましてあげて。」