S子はケアマネに電話して
最後に…
「受診したあと、入院出来ませんでした、湯婆婆の館に戻ってきましたって言われても、ショートステイで預かることは出来ません、延命希望ですからって急に言われたら困るのはあなたですよ。調整するのはケアマネの仕事ですから💢💢」
これはノンフィクションです。
登場人物の紹介
老人ホーム→湯婆婆の館
看護師→S子
看護師→アナー
相談員→ジェントルマン
利用者(おばあちゃん)→アリババ🐜
長男→ケンジ郎
孫→歩美ちゃん
アリババのケアマネ→ケアマネ
では、始まり
精神を患って暴言や暴力行為のあったアリババ。
転倒して骨折したアリババ。
食事を食べなくなったアリババ。
長い間経過を見て
アリババはこのまま終末期かな❓
このまま湯婆婆の館で看取りかな❓
って、考えていた。
そして
終末期に備えて家族に連絡したところ…
看取りではなく、延命希望だった
S子「今日はドクターに◯◯病院宛の紹介状書いてもらったら、退所準備万端やな。」
アナー「そうですね。」
S子「なんか…入所前に面談して、看取りの同意をもらってるのに…と思うと、やっぱり難しいなあー」
アナー「そうですね。でも大抵の人は入所前に覚悟した気持ちは変わらず、看取りのままでお願いしますって言いますよね。」
S子「そうなんやけど…でもたまにアリババのような家族もいるのも確かやもんな。」
アナー「はい。」
S子「まあ、アリババの家族は、気が変わる感じも裏表がはっきりしなかったもんなー」
アナー「はい、悩むのも分かりますけど…人に迷惑かけるほど悩まれるのは、施設側としてはしんどいですよね。」
S子「そうなんや、今回は久々に疲れた。まあ、ドクターに紹介状書いてもらって退所したら、お別れやから。」
👨⚕️ドクター「そうか、そうか、じゃあ、紹介状やな」
S子「はい、お願いします。一応、時系列でアリババの様子と家族の気持ちを書き出しました。で紹介先は◯◯病院です。」
👨⚕️ドクター「おおー、ありがとう。これみて書くわ。」
👨⚕️ドクター「いつ行くの❓」
S子「できるだけ早目に…という事で受診の日は聞いていません。」
👨⚕️ドクター「そうかあー、でも今の状態で、延命希望なら、早く行かないとなあー」
S子「ですよね┐(´д`)┌」
🚪「㌧㌧(。´・ω・)ノ゙」
S子「びっくりした。」
🚪「´ー` )ノ🚪ガチャ」
S子「ジェントルマン…」
ジェントルマン「すみません、アリババなんですけど14時30分に▽▽病院に受診です。」
S子「は❓」
ジェントルマン「今、ケアマネから電話があって」
S子「なんか、腹立つから、知りません、勝手にしてください💢💢って言いたいけど…わかりました。」
👨⚕️ドクター「書き直しか❓」
S子「すみません、ドクター」
👨⚕️ドクター「14時30分❓」
S子「もう、時間ないやん💢💢」
👨⚕️ドクター「急いで書こうか…」
急いで準備が出来て
全てをジェントルマンに預けた。
S子「ドクター、ありがとうございました。」
👨⚕️ドクター「うん、うん」
S子「それにしても突然過ぎますねもう、今日でお別れですけど」