登場人物の紹介
老人ホーム→湯婆婆の館
看護師→S子
看護師→アナー
相談員→ジェントルマン
利用者(おばあちゃん)→アリババ🐜
長男→ケンジ郎
孫→歩美ちゃん
では、始まり
ケンジ郎「あのー、そうすると...」
ジェントルマン「なんでしょう❓」
ケンジ郎「特養の話はどうなりますか❓」
ジェントルマン「ああ〜、どう...なりますか❓」
S子「特養待ちはしばらくキャンセルでいいと思います。まだ介護3ですし、湯婆婆の館では介護4や5の方が特養待ちをしている状態なので、アリババが今回介護3になったからといって、特養はまだまだ先のことですよ」
ケンジ郎「ええー(・᷄ㅂ・᷅ )エェ…そうなんですか❓」
S子「はい」
ジェントルマン「そうですね。」
S子「ですので、特養待ちをする時は歩けなくなった時でも遅くはありません。大丈夫です。」
ジェントルマン「しばらくは歩美ちゃんの力を借りながら、通所介護で経過を見ていきましょう。」
歩美「はい。週に1回帰省するくらいなら、今までと変わりないですから、私も大丈夫だと思います。」
ジェントルマン「その辺は、担当のケアマネと話をしてもらって、ショートステイの利用日数を決めてください。」
歩美「わかりました」
ジェントルマン「で、S子さん...これはどうしますか❓」
S子「施設方針の説明❓」
ジェントルマン「はい」
S子「特養待ちじゃないから、説明しなくてもいいけど...後でバタつくのも嫌やから、説明してしまうわ」
ジェントルマン「そうですね。」
説明が終わり...
S子「何か質問ありますか❓なんでもいいですよ。」
ケンジ郎「いや、別に...大丈夫です。」
歩美「はい、もうお任せします。」
ジェントルマン「そうなんですか❓看取りについても大丈夫なんですか❓」
ケンジ郎「はい。今、話を聞いて、もう歳も歳ですから...仕方ないでしょ。お願いします。」
ジェントルマン「え❓歩美ちゃんもOKですか❓」
歩美「...んー、そうですね。今は歩けるからいいですけど、いつか歩けなくなりますから、そうなった時に家で私が介護するのは無理ですからね。ここにお願いしないと...だから、大丈夫です。」
ジェントルマン「じゃあ、...S子さん...サインもらいますか❓」
S子「そうですね。では...ここに...」
ケンジ郎「はい」
S子「で...ここと...えーっと、意思確認書は、救急搬送はしないというとこで大丈夫ですか❓」
ケンジ郎「はい」
S子「では、ここに✅チェックをして...サインを...」
ケンジ郎「はい」
こうして、看取りの同意書にも、医療等に関する意思確認書にも署名捺印したケンジ郎。
最初はあんなに、看取りに躊躇してたのに...
そして
アリババ🐜は湯婆婆の館にショートステイでやってきた。