登場人物の紹介
老人ホーム→湯婆婆の館
看護師→S子
看護師→アナー
相談員→ジェントルマン
利用者(おばあちゃん)→アリババ🐜
長男→ケンジ郎
孫→歩美ちゃん
では、始まり
ケンジ郎「苦しんで死んでいくのは見てられへんしなあー」
看護師「他に親族の方はいらっしゃいますか❓」
歩美「私とお父さん(長男)以外なら...アリババばあちゃんの兄弟くらいですかねー」
S子「そうですか...(本人の兄弟に意見を聞くも...)看取りについて、どうですか❓どんな考えをお持ちですか❓」
歩美「看取りは...うん.....うん.....うん...」
ジェントルマン「何か悩むことろはありますか❓」
歩美「いやもう...看取りに関してはもう...私も介護士として...ただその、転倒とか、そういう時とか、看取りじゃない時とか、異変とかは...救急車呼んで...とか...」
S子「怪我の具合によります。骨折の可能性が高ければ、嘱託医に診察をしてもらって、その後、手術の判断を判断をして、治療方針が決まっていきます。転倒による怪我で嘱託医に縫合してもらうというケースも少なくありません。ただ今までに転倒で救急車を呼ぶというケースはありませでしたね」
ジェントルマン「転倒後の異常は、とりあえず嘱託医に診てもらってます。」
歩美「そうなんですね」
ジェントルマン「よくあるケースとしては...転倒後、骨折して、家族が手術を希望して、入院して、すぐに退院できず、入院が長くなればなるほど、特養は退所という形になってしまいます。」
歩美「そうやね」
ジェントルマン「施設経営上、ベットを空けたまま長く入院された入所者をいつまでも待つことは出来ないので...そんなこと、家族には知ったことでは無いと思われるかもしれませんが、施設としては待つのは経営上、厳しいです。」
歩美「いやいやいや、んー、そうですよね。他の人に入所してもらえますもんね。」
ジェントルマン「そういう経過を考えると、骨折⇒手術⇒長期入院⇒...となりますね。」
歩美「一、二週間で帰って来れる状態じゃないですもんね。」
ジェントルマン「リハビリとかになると一、二ヶ月になりますね。そうなると特養退所の話をせざるを得ません。」
歩美「どこも、そうや」
ジェントルマン「骨折した時に、手術をするか、保存治療にするか...という選択肢の中で、手術⇒病院⇒入院⇒退所と関連させてもらったらいいと思います。」
S子「極端ですけどね」