1月23日
中学3年生の最後の三者懇談。
内申点が決定して
志望校を決めないといけない。







これはノンフィクションです。

真顔登場人物の紹介

老人ホーム→湯婆婆の館

看護師→S子

S子の三女→猫娘🐭(中学3年生)

猫娘の担任→担任🟢

学年主任→パンダ先生🐼




では、始まり!!



ダメ元と分かりながら

三者懇談で担任にお願いしたいことがある。



🟢担任「こんにちは、どうぞ」



猫娘🐭「はい」



S子「失礼します」



猫娘🐭「こんにちは」



🟢担任「こんにちは」



S子「お願いします。」



🟢担任「そしたら、あのー、公立高校の話を早速ですけど…一応、パンダ先生から連絡をもらいましたが…」



S子「はい」



🟢担任「書類の方は一旦25日に出して頂いて…」



S子「はい」



🟢担任「そこから…また、あのー変更になるかも❓という…」



S子「そうですね。」





S子から切り出さなくても

担任の方から言ってくれた照れ



S子「27日に塾で…模試があるんです。…その結果をちょっと考えて、…最終判断をしたいという猫娘🐭の気持ちを大切にしたいんです。……今の段階で…まだ悩んでいるので…B高校も視野に入れながら…塾の模試を結果をみて…猫娘🐭の決心がつけば、……それで受験を進めていけばいいかな❓…と思っているんです。」



担任に

人の心があれば

「待ってあげよう」と思ってもらう為に

S子は言葉を選んで選んで

伝えた。


🟢担任「とりあえず25日には最終決定してもらわないと行けないので…」



S子「はい」



🟢担任「決定の用紙は25日に提出してください。」



S子「はい」



🟢担任「それで、もし変更があれば、後になってもいいので…」



S子「分かりました。とりあえずは25日に提出はします。」



🟢担任「初めての受験やしな、自分の思う所が受験できるようになっ」



担任は猫娘🐭の方を見て言った。



猫娘🐭「(頷く)」



🟢担任「えーっと、私学の受験については、先日出願しまして…女子校の特別進学コース受験という事で、受験票は私の手元に届いていますので、明日、配布予定にしています。」



私学の受験の話になったびっくり

という事は、待ってくれるんだ気づきとS子はほっとした。



🟢担任「それから、最終の内申点が決定しましたので、お伝えさせてもらいます。」



S子「はい」



🟢担任「二学期の懇談の時と変わらず9教科合計○○点です。」



猫娘🐭「・・・」



🟢担任「上がってもないけど、下がってもない。」



猫娘🐭「・・・」



🟢担任「まあ、B高校も視野に入れて考えてる感じで…まあ、最後まで力を抜かず頑張って…」



猫娘🐭「・・・」



🟢担任「まあ、現段階で、志望校をどうするか❓考えて、あの用紙に書いてくれたらいいから。」





猫娘🐭は

自分の内申点が上がっていないことに

不服そうだった。


あんなに実力テスト頑張ったもんね。

思ったように

点数に反映されていないのは

落ち込むよね❓


その空気を察して

担任も言葉を選んでいたような

そんな雰囲気があった。



🟢担任「あと…他に何か聞いておきたい事はありますか❓」



S子「もう、最終の追い込みなので、コツコツも勉強している感じから、スピードアップさせてるなあーと感じるくらい頑張っているので、自分のペースでやっていけばいいと思います。あとは体調を崩さないように…ストレスもあると思いまし…当日は万全の体調で受験出来ることを願っています。」



🟢担任「そうやな、欠席しても、別の受験の方法も準備してくれてるけど…やっぱりな、当日受験する方がええやろうからな。」



担任は猫娘🐭の方を見て話しかけた。



猫娘🐭「(頷く)」



S子「そうですね。」



🟢担任「学校でも3年間、コツコツと頑張って来たから、第1志望で受かるように…頑張って、しんどいと思うけどな、先生もそうやったけど、最後まで心配やろうし…なんなら受験終えたあとも心配やしな、大丈夫かな❓って…最後まで頑張ってください。」



猫娘🐭「はい」



三者懇談が始まって一言も発しなかった猫娘🐭。

最後に「はい」と言った言葉が少し震えているように聞こえた。



🟢担任「あとは大丈夫ですか❓」



S子「はい、大丈夫です。」



🟢担任「塾の模試は週末ですか❓」



S子「はい、27の土曜日です。採点はすぐにとりかかってくれるようなんですが…」



🟢担任「そうですね」



S子「週明けに分かると思うんですが…早くして貰えるように塾には伝えようと思っています。今日の懇談の事も含めて、塾でも懇談があるので…最短で29になるかな❓と思いますが、一度確認してみます。」



🟢担任「わかりました。では、短い時間ですけど…これで…あとは、お母さんも言われてたように体調に気をつけて、頑張るんやで。」



猫娘🐭「(頷く)」




S子は単純に

最終決定を待ってもらえるという嬉しさでいっぱいだったが…

猫娘🐭は違っていた。