登場人物の紹介
老人ホーム→湯婆婆の館
看護師→S子
相談員→ジェントルマン
ショートステイ利用者→ヒロミお婆
ケアマネ→上ケアマネ
では、始まり
S子はちょっとだけ声を上げて
言いたいことをオブラートに包み
電話を切った☎☏
その後
ストレスを発散するかのように
パソコンのキーボードを叩き
電話の会話を打ち込んだ💻
🚪『コンコンコン』
S子「はい」
ジェントルマン「失礼します。S子さん、どうしたんですか❓」
S子「え❓」
ジェントルマン「いやー、こんな時間まで看護師室の電気が着いているなんて、なんかあったのかな❓と思って。」
S子「確かにもうこんな時間残業なんてほぼしないので、珍しい事なんやけど…あまりにもヒロミお婆の家族に腹が立って」
ジェントルマン「ヒロミお婆❓」
S子「うん、電話がかかってきたんや☎☏」
S子「そんなにS子の対応が気に入らないなら、もうショートステイは来てくれなくてもいい他にたくさん施設もあるしヒロミお婆の家から湯婆婆の館まで遠いやん💦わざわざ湯婆婆の館まで来なくても、それまでの道にたくさん施設あるし」
ジェントルマン「そうですね。実際、送迎の距離も遠くて、僕も面倒だったし、いい機会ですね。」
S子「うん、将来的に湯婆婆の館の特養を希望されたら困る😰突然あんなにヒステリックになるような長男の妻と話になんかならんわ」
ジェントルマン「はははは、ここだけの話、ショートステイの送迎に行っても凄い対応ですよ。」
S子「そうなん❓」
ジェントルマン「もちろん、挨拶はない。で……僕が送った時、ショートステイから帰ってきました。って言うじゃないですか❓」
S子「うん」
ジェントルマン「そしたら、奥の部屋から顔だけ出して、無言」
S子「え❓」
ジェントルマン「で、僕が外の階段を使って、2階までヒロミお婆を連れて行って、2階がヒロミお婆の玄関なんです。」
S子「外の階段❓」
ジェントルマン「はい。2世帯住宅なんでしょうか❓中は分かりませんけど……雨の日も外の階段なんです」
S子「あんなヨタヨタ歩きやのに❓」
ジェントルマン「そうですよ」
S子「家族は手伝って……」
ジェントルマン「くれない、くれない。まあ、でもヒロミお婆のところだけでは無いですけど…基本、家族が不在の時が多いです。」
S子「家族の行ってらっしゃいもおかえりも……」
ジェントルマン「ないないない、そんなんないです。きちっとしてて、良い家族やなあーって思えるところは……そう考えると、利用者の清潔感と比例してます。」
S子「ああー、わかるような気がする。絶対では無いやろうけど…ヒロミお婆、毎回、尿臭すごいもんな」
ジェントルマン「でしょ❓僕にとってはキチッとした家族も、たまにウザって思いますけど」
S子「はははははは」
S子「まっとりあえず、電話内容まとめるわ。で、明日、上ケアマネに伝える。伝えるというか……利用は断る。それでも湯婆婆の館を希望するならショートステイ利用したらいいけど」
ジェントルマン「分かりました。今後は利用なしということで話を進めるって事ででも…ケアマネはそう簡単にはい分かりましたって言いませんよ。」
S子「分かってる。私の立てた計画はどうなるんや〜ってあるケアマネに怒鳴られた事もあるからね」
ジェントルマン「そうなんですよね。ありましたよね。こっちとしては……」
S子「って感じ」