左上腕骨骨折をしているさちばあちゃん。
幸いにも固定している時は痛みを訴える事はなかった。
そして三角巾とバストバンドで固定中。

こんな感じで🔻








これはノンフィクションです。

真顔登場人物の紹介

老人ホーム→湯婆婆の館

看護師→S子

看護師→アナーさんハリネズミ

柔道整復師→柔道整復師魚あたま

入所者→さちばあちゃんパグ



では、始まり!!



ハリネズミアナー「S子さんハッ見て下さい。もう💢あれで本当に柔道整復師なんですか❓ムキームキームキームキームキームキームキームキームキーピリピリ

 

​どうした
どうした
アナーさん、怒ってるにゃびっくり



アナーさんが怒っているので、S子はすぐに察知したハッ


S子「うまく出来てない❓」


ハリネズミアナー「出来てません💢」


何が出来ていないのか❓というと…🔻



さちばあちゃんの三角巾とバストバンドの固定の仕方が間違っているのだろう。



S子「やっぱり…間違ってるんやーショボーン



ハリネズミアナー「はいイラッバストバンドしてから三角巾してますハッ



S子「え❓」


ハリネズミアナー「バストバンドしてから三角巾してますハッ


S子「それが正解と思ってるんかあーガーン



 

​柔道整復師って何者にゃ❓
固定の仕方を知らない❓
なんで固定するのか❓
目的を考えろよ💢



 



上肢の骨折を三角巾・バストバンドで固定する目的


上肢の骨折で多いのは、橈骨遠位端、上腕骨外顆、肘頭骨折などです。骨折部の折れ方にもよりますが、多くは手関節付近から上腕(上腕の2/3くらいの長さ)までギプスを巻きます。ギプス・三角巾をバストバンドで固定する目的の一つは、三角巾だけではギプスが中でずれることがよくあるからです。そのため、体幹に固定することで良肢位が保ちやすくなります。

もう一つは、患者さんの安全安楽のためです。ギプスを巻いた上肢は重く、自由がききません。また、痛い方の腕ほどよくぶつけるという訴えも患者さんから伺うことが多いです。そのため、ギプスを巻いた腕を三角巾・バストバンドで固定することで、患肢を乗せた三角巾が不用意に揺れてぶつかることなく日常生活を送ることができます。

また、骨折部位が肘などの場合、上腕骨や肩関節が動くことで肘に安静が保てなくなる場合があります。骨折部位の安静という意味でも、三角巾・バストバンドでの固定は有効なのです。