これはノンフィクションです。
登場人物の紹介
老人ホーム→湯婆婆の館
看護師→S子
利用者→ひろむ爺
介護士→ほき子さん
相談員→茶瓶
相談員→ジェントルマン
看護師→アナー
では、始まり
S子「オッケー👌次からそこに挟むわ。今日はもうほき子さんは夜勤明けで帰ってしまったから、そのメモは破棄しておいて📄」
ほき子さんが夜勤明けで帰った日の翌日になった。
S子はほき子さんがお休みだと思っていた。
アナー「S子さん、今日もほき子さん出勤ですよ」
S子「えそう昨日夜勤明けだったから、今日は休みかと思ってた
アナー「いいえ、いました。」
S子「そうか、じゃあ少しずつ、嘘を積み上げないとね」
昼食時間になり食堂では、入所者と介護士さん達が勢ぞろい。
もちろん茶瓶もアナーさんもS子も
🎤「ピンポンパンポーン、相談員の茶瓶さん、外線にお電話です。」
S子「茶瓶さん、電話ですよ」
茶瓶「え俺」
昼食時間の食堂は放送が聞こえにくい。
S子「そう、茶瓶さんです。」
茶瓶「オッケー」
S子「もしかしたら、あの電話かもしれませんから」
茶瓶「えあの電話」
S子「昨日メモを書いた件です。例の事故の…」
茶瓶「あ〜、ひろむ爺の事故の件かぁ〜、という事は行政からの電話かもな…」
と、茶瓶は食堂に響き渡る大きな声でS子に言った。
S子「そうですね。お願いします。」
実際にかかってきた電話を利用して、ほき子さんに聞こえるように嘘をつき、ほき子さんの心は穏やかではないとS子は思っていた。
その日の午後
茶瓶「俺の追伸メモみた」
S子「いや、まだです。」
茶瓶「みて、見て」
📝PS「休憩時間、ひろむ爺、話題なし」
と書いてあった。
S子「意味がわからない」
茶瓶「説明しよう。昼食介助の時間に外線があって、ひろむ爺の事かもなぁ〜って言ったやんあれは絶対ほぼ全員に聞こえてるはずなんや。もちろん、ほき子にもほき子は俺のすぐ近くに居たからなぁ〜。でも、その後の休憩時間、ひろむ爺の事が話題になる事がなかったんや普通なら、みんな何があったか知りたいやろうから“”ひろむ爺、何かあったんですか❓“”とか言ってくると思ったけど…」
S子「あぁー、そういう意味かぁ〜でも、やましいからこそ、言えなかったかもしれませんよ。」
続く
S子達の嘘が功を奏しますように🙏