日本は今週から新学期が始まりました。
上海日本人学校虹橋校の始業式は16日、入学式は17日からだそうです。
最近の子ども達の傾向として、漢字が書けない・漢字を認識し難いという問題を持つ子ども達が増えているように感じます。
これは、SLD(Specific Learning Disorder) 限局性学習症と呼ばれるもののようです。
知的障害とは異なり、全般的な知能の遅れは無く、「読む・書く・計算する」といった特定の学習行為において支障が認められるという特性です。
文字の読み書きや数字の理解に関わる脳の働きが、十分に発達していないことによる神経発達症だということだそうです。
実際、ここ数年来、当教室にもそのような問題を克服する目的でお稽古を始める子ども達が増えました。
因みに、小学校6年間で学ぶ漢字の数は以下の通りです。
1年生・・・80
2年生・・・160
3年生・・・200
4年生・・・202
5年生・・・193
6年生・・・191
合計・・1026文字
SLDの問題を持つ子どもにとって、漢字を覚えて書くことは大変な作業となります。
何度書いても覚えられず、テストの漢字の書き取りも難しい・・・。
当教室は、SLDの一つであるディスグラフィア(書字障害)の指導にも取り組んでいます。
今年度はそれらの問題を抱える子どもの指導にも、更に力を入れていきたいと考えています。
それらの問題に悩んでいる親御さんがいらっしゃいましたら、ご遠慮なくご相談くださいませ。
多くの子ども達が、新学期からの学校生活に胸を膨らませていることと思います。
新しいクラスでお友達が出来るといいですね。
この春、日本から上海の学校へ入学・転入する子ども達は、ちょっと緊張しているでしょうか?
どの子どもも、安全で健やかで楽しい学校生活が送られることを心から祈っています。
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