うちでもつい先日より、
新小1となる1号の「おうち英語」を開始したところですが、
タイトルのとおり、おうち英語のとりくみの上で気をつけたいと思っていることがあります。
「英語教育とその他の活動のバランス」
です。
その点、いつも育児の参考にさせていただいている「東大軍師」さんの記事で取り上げられていました。
まさに疑問を持っていた点について論じる記事で、同感するところが多いです。
何事もバランスが大切、と思います。
さほど大事でないことのために、大事なことがおろそかになるのは、
子どもにとっては不幸。
この「大事」の見極めは、簡単なようで難しいような、
難しいようで簡単なような、
少なくとも絶対の正解を誰かが与えてくれる、
というものではなさそうです。
育児に関しては、経験豊富で成功体験のあるAさんと、
同じく経験豊富で成功体験のあるBさんが、
必ずしも同じ解をくれるわけでもないので。
ひとつの目安として、英検3級をとるくらい(中学卒業レベル)まで英語力をつける、
そんなケースを想定します。
英検3級は、一部の私立中学が「英語の能力」として入試判定の参考にする、ということで、
英語教育家庭が設定する学習到達レベルの目安としてちょうど良いかと思います。
中学3年生の50%くらいが今やCEFR A1レベル(英検3級相当)かそれより上の英語力を持つようになっています。
これをもとに学習時間を見積もってみます。
中学3年間の英語の授業数は300時間以上。(改訂により、420時間にアップ)
授業外での塾や家庭での学習時間を足せば、単純2倍として、600時間。
この相場に基づけば、
日本人児童がA1に到達するには、中学生程度の言語リテラシーを有していたとしても、
600時間は必要なようです。
小学生は、それよりかなり言語リテラシーが未発達で、
学習へのadherenceも良くないでしょうから、
20%増しくらいで、720時間くらいは必要になるのではないでしょうか。
もし小学生のうちに、他の子たちと英語力で差をつける、
つまり英検3級程度を取得することを目指すとなると、
6年間で720時間(現行の小学校カリキュラムでは210時間)。
一方、国語は1461時間。
読書量が毎日1時間弱、6年で1500時間、
トータル3000時間。
算数は学校授業で1011時間。
演習がメインだから、これに加えて塾での授業、
自宅での宿題・復習で、トータル2000時間くらいはやりそう。
こんな感じでバランスを見ると、
英語720時間は、これでとどめる限りは、
必ずしも投資超過という程でもなさそう。
さらに、昨今では小学生のうちに2級を目指す勢いで
英語学習を進める家庭もありますが、
その場合はさらに+340時間で、およそ1000時間。
この場合でも、6年累積勉強時間の比率は
国語:算数:英語=3:2:1
くらいな感じ。
まあ、ありといえばあり? 多すぎ? どう考えるかは人それぞれというところ。
物理的に成立しなくもないけれど、ふつう(学校での英語授業のみ)は200時間のところを、
5倍の1000時間かける、というのは、かなりの時間投資。
英会話教室への通いの時間も加味すると、さらに負担は大きい。
もし子どもがこれで多忙すぎて、他の面での成長が遅れるようなら、
やはり、あとからいつでも勉強できる英語はあとまわしにしますかね。
自身、高1夏休みまで英語は手つかず、学年最下位という状態でしたが、
それでも大学受験ではセンター試験(今の共テ)でほぼ満点を取るくらいには
挽回して、結局海外で就職した(言語の壁は大きかったですが)経験もあり、英語はやる気さえ出れば、
いつからでも何とでもなる、という印象はあります。
ただし、中高時代に国際派遣や交流プロジェクト等に参加したい子には、
現行の英語カリキュラムでは進捗が遅すぎるので、家庭で積極的に学習機会を
作ってあげなきゃと思います。
ということで、
数字だけ見ると、計画性をもって環境を用意しさえすれば、
3級くらいまでなら、それ程無理なくいけそうではあります。
あくまで6年トータルで見た場合ですが。
とはいえ、くれぐれも、他科目の学習機会を圧迫する事態をまねくことは、
十分ありえそうで、それは避けなくちゃいけませんね。
あと、小学校の時点から、他の子に先んじて英語を習得することのメリット、
これが明確でないと無駄ではあります。
英語の学習は、メリットとリスク、色々考えながらやっていきたいと思います。
