今日の記事は、美しい景色を見に行くシリーズです。
第16弾は……
(橿原神宮)
奈良県です。
今月の上旬に行ってきました。
最近「よく書き(描き)、よく歩け」をモットーにしている赤松。この日も実によく歩きました。
橿原神宮→今井町→長谷寺というルート。
移動は電車です(それでもよく歩く)。
まずは橿原神宮。広い!
次は今井町。
重要伝統的建造物群保存地区です。
古い住宅に興味があり(6月上旬は今よりあった)、行ってきました。
降りる駅を一つ間違えて、1駅余分に歩きました^^
この今井町が、めちゃくちゃ楽しかったです!
古い町並み。
中に入ることのできる家もあります。
そこでは、スタッフの方がマンツーマンで丁寧に案内してくださいます。
複数の場所でこの町の歴史などの話を聞くと、内容が少しずつ繋がっていき、面白くなっていきました。
下は伊右衛門のお茶のCMで使われたことがある場所とのこと。
この町で一番困ったことは、方角が分かりにくく、迷子になりやすいということです。
何度も同じところをグルグル歩いてしまいました。
数時間の観光。たくさん写真もとれて、歴史の勉強もできました。
今井町で、私と同じくらいの年齢の女性が……
「今日は、長谷寺に行ってからここに来ました。これから橿原神宮に行きます」と、お寺の人に話されているのを耳にしました。
私と逆ルートですが、この3つは、たしかに同じ日に回りやすいなと思いました。
今井町の東側に、川が流れていました。
ふと見ると「飛鳥川」とあるではないですか。
飛鳥川は、「古今和歌集」でいくつか出てくるので、名前だけはよく知っています。
実物を見ると、感慨深い。
本当にあるんだなぁと(←素直な感想)。
最後は長谷寺(はせでら)。
以前、赤目四十八滝に行ったとき、そのあたりを電車で通ったのですが、時間がなく降りることができませんでした。
今回改めて、古典によく出てくる長谷寺とはどういうところなのか見てきました。
駅を降りてびっくり!!
すごい人です!!!
長谷寺に着いて、その理由が分かりました。
紫陽花の展示があったのですね。大行列です!
紫陽花については、私知らずに行ったのですが、せっかくなので行列に並んでみました。
若い人が多く、動画や写真などを多くの方が撮られていました。
まさかの人混みでした。
長谷寺へは、駅から意外とたくさん歩きます。
結構な量の階段がありました。
古典文学では、京都から長谷寺にお参りに行くというのを読みました。
それに比べると、駅から長谷寺などは全然大したことないのですが、それでも十分な運動量でした^^
また人の少ない静かなときにゆっくり行ってみたいです。
さて。
この日に見た「飛鳥川」の言葉の入った歌を書いてみました。
「昨日といひ 今日とくらしして あすか川 流れてはやき 月日なりけり」
「新潮日本古典集成 古今和歌集」によると、飛鳥川(明日香川)は、山間の急流で、河道も定まらず、この世の無常迅速をたとえるのにしばしば用いられるとのこと。
上の歌は、昨日、今日、明日の「明日」と「あすか川」を掛けています。
【今回の旅のお供】
服装:カート・コバーンのTシャツ(snidel)、黒いズボン(GU)
スニーカー:ニューバランス(327 GD)←歩く楽しみを増やすために買ったのですが、デザイン、履き心地ともに最高。
リュック:ノースフェイス
食べ物:持参のおにぎり1個、 草餅2個(長谷寺近くのイートインのお店で)
本:白川静「漢字」
音楽:Hollow Coves 、Novo Amor