苦手と向き合う | 神戸市垂水区 ペン字・通信添削講座・硬筆書写技能検定・毛筆書写技能検定

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・お悩みに寄り添います。
・楽しく、効果的に練習できる方法をご提案します

水彩画を始めて1年半が経ちました。
 
試行錯誤を続け、先生のご指導に耳を傾け、月に数回ですが描き続けてきました。
 
 
先日、突然あることが「分かった(かも)」と思う瞬間がありました。
 
水彩画には、先に水を置いてから、その上に色を塗る、という描き方があるのですが、
それがずっとずっと苦手でした。
 
それがうまくできないから、水を塗らずに色を置きたくなるのです。
目先の絵の完成度を考えると、うまくいかないことを避けた方が完成度は少しは上がるのですが、それだといつまでたっても、習得しない。
 
ですから、自信がなくても「ここは水を置いてから、色を塗った方がいいですよ」と先生に言われたところは、素直にそうやろうと、あるとき決めて練習してきました。
 
 
そして……
この絵の雲を描いているときに、突然、うまくいく瞬間がありました。
(地味です笑 未熟です^^)
 
それは、ずっと自分が置いていた水の量よりも、たまたま少なく置いたときでした。
 
「これか!!」
と思いました。
 
「水の量」というのが水彩画では重要だという、間違いなく基礎の基礎の基礎であろうことに、気づきました。
 
今までは水をたっぷり置きすぎていました。
 
それ以降、水の量を工夫することによって、以前よりも出したい雰囲気が(少しは)出せるようになった気がします。
 
 
徐々に分かってくることもあれば、突然分かることもある。
ただ、突然分かるまでは、苦手と対峙する時間が結構あるなと。
苦手と対峙する時間があったからこそ、分かることがあるなと。
 
 
しかし、書道の経験から言えることですが、これは分かった「つもり」かもしれないので、まだまだ「水の量」を追究していきたいですし、これが唯一の正解と思いこまないように、色々な可能性の余白を残して練習していきたいです。
 
 
さて、毎日、通信講座の添削をしています。
 
私が添削でアドバイスすることの中には、「それをやると逆に書きにくい」「いったんは完成度が落ちる」ということも含まれていることがあるかもしれません。
理由にもよっては別の方法を探った方がいい場合もあるかもしれませんが、まずは向き合ってみることで、新たな進歩があるかもしれません。
もし困ったことがあれば、相談してください。