今日のテーマはカタカナです。
カタカナを制する第一歩について、お伝えします。
知らなくても無意識にできている、という方も多い項目ですが、知らないままずっとペン字を続けているという方もいらっしゃいますので、そういう方はぜひ今日から取り入れてみてください。
特別な技術は不要。
先日のかきかた教室で、小1の生徒さんにお伝えしたところ、10分程度の練習で、字がかなり変わりました。もちろん、来週、再来週…と復習していき、定着をはかります。
カタカナを制する第一歩。
それは、はらいです!
(かなり前にもブログに書いていますが、何度でも書きます)
カタカナには、「はらい」の線がかなりたくさん存在します。
数えてみてください。
私は数えてないですが(数えてないんかい!)、
この「はらい」がきれいに書けることが大事です。
その「はらい」の線をきれいに見せるポイントが3つあります。
① 書き出しに、起筆をつける
② ハライの先をシュッと出す(はらっているつもりでも、止めたように見えることがよくあります)
③ 曲げすぎない
この3つのポイントに気をつけます。
今回、①のポイントにしぼって解説します。
ぜひ、書いてみてください。
はらいの練習における基本のカタカナは、「ノ」。
まずは、これを練習してみましょう。
書き出しの部分、よくみたら、短いツメのようなものがついていますね。
これが①のポイントにあたる部分で、ミソです。
ななめ45度にごく軽いツメのようなものをつけます。
つけすぎたり、つけなかったり、ななめ45度ではなく真横に書いてしまったりしないようにします。
そして、他の字を書くときにも、それを応用します。
ただし、「オ」のように、はらいが、他の線の集まっているところから始まっている場合は、ツメのようなものをつけると、非常にうるさくなりますので、この場合は何もつけません。
(漢字でも同様です)
「ン」の二画目、「シ」の三画目の書き出しにもごく短いツメのようなものをつけます。
(さんずいへんの三画目も同様です)
「ク」の二画目など、曲がり角からの払いの場合は、起筆はつけられないので、曲がり角でしっかりと止まってから払います。
以上が①のポイントの解説です。
無意識にできている方も多いですが、「知らなかった!」という方は、ぜひ今日から取り入れてみてください。
(ちなみに、起筆をつけるのは、払いの書き始めだけではないです)
カタカナに関して他にも書きたいことがたくさんあります。
カタカナの書き方は、漢字に直結します。
ぜひ、練習してみて下さい。