書写検定の練習に必要なものの記事を昨日書きましたが、
おすすめのボールペンは何ですか?
先生お気に入りのハイパージェルの代替品はありますか?
おすすめの三体字典は何ですか?
とご質問をいただきました。
ゼブラサラサクリップです。
これは、いちおしです。
・筆圧の変化がでる
・はらいやはねの先がきれいに出せる
・インクの色にツヤ感があり、はっきりしている
・インクが出てくる量がほどよい
・持ちやすい
・軽い
次に三体字典です。
まず、字典は(手本もそうですけれども)、好みがありますので、ご自身の好みで選ばれるといいと思います。
大型書店で色々と実際に見てみられるのがいいと思います。
ちなみに、私が使っているものをご紹介しますね。
万能なもの(と思えるもの)がなく、それぞれに一長一短があり、この一冊をおすすめします!と言いにくいのですが…
よく使う順に…
①宮澤正明先生の「書きかた字典」(二玄社) 4800円+税
②桃花会の「よく使う漢字の書体と筆順」(日本習字普及協会) 2500円+税
③江守賢治先生の「楷行草 筆順字体字典」(三省堂) 2200円+税
④本橋亀石先生の「現代書道三体字典」(小学館) 1800円+税
です。
①の宮澤先生の書きかた字典のいいところは、字の整え方が詳しく載っているところです。
しかし、楷書の書きぶりが、小学校で教える漢字の書きぶりです(漢字の許容は載っていますが)。
そのあたり、見方には少し注意が必要です。
行書は二種類載っています。私はこの辞書が好きです。
おすすめして「買ってよかった!分かりやすい!」という声をたくさんいただいています。
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常用漢字書きかた字典
5,280円
Amazon |
②は、私の所属する会での書きぶりを確認するために買ったものです。会の競書に取り組むときには、必ずこれでチェックします。形はきれいで大人向けです。許容は載っていません。線の長さを細かくみたいときは①に軍配が上がります。
②の辞書の参考文献に③が載っておりましたので、②と③は、字形のうち、とめやハネなどの部分で似ています。私の主観ですが、③は、ちょっと個性的かと思います。この字典は、書店に売っていることが多いので、1度見てからの方がいいかもしれません。
④はあまり使いませんが、①も②も③も見たけど、迷うというきには、見ることがあります。
(他にも字典を持っておりますが、使っていません)
ただ、これらの辞書の字を見ても、きれいな書きかたがよく分からない(実際にあるのですよー)、という字が出てきた場合は、色々なテキストの字を片っ端からめくって探すこともあります。