書写検定対策(はじめに) | 神戸市垂水区 ペン字・通信添削講座・硬筆書写技能検定・毛筆書写技能検定

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「書写検定」という検索ワードで、こちらにこられる方が一番多いので、たまには検定のことも書きますね。



【書写検定に挑戦するメリット】


「昔、書道を何年もやっていたけれど、手本がないと書けない」という方は多いと思います。


書道をするときは、いつも手本が隣にありましたし、手本とそっくりそのまま写したように書けたら、先生に上手だね~と◎をもらえました。もちろん、そういう練習は大前提です。


しかし、その時点ではまだ完全にその人の字にはなっていません。


その後も大切なのです。


1度手本から離れて、もう一度書いてみます。

あれ、ここはどう書くのだったかな、と思ったら手本を見る。そして、また自分で書いてみます。

納得できるまでそれを繰り返します。


そうすることで、少しずつ自分のものになっていきます。自分のものになれば手本にかじりつかなくても書けるようになります。

しかし、また時間がたつと、自分のクセなどが出てくることがあるので、定期的に復習するといいと思います。


まぁ、それが理想なのですが、なかなか大変ですよね。

そんなことを聞いて、うんざり、という方もいらっしゃるでしょう。


ここでそんな練習のモチベーションをあげてくれるのが「書写検定」です。


この検定では、毛筆の臨書以外は、完全に自運で書かなければなりません。

自運で書くので、さらっと手本を写したような勉強では、上級ではなかなか合格できません。

ですから、きれいな字が自分のものになるまで練習します。


この検定の対策をしていると、気づかぬうちに、手本なしで、字が書けるようになってきます。


手本なしで書いた、本当の自分の字が試されるので、合格すると嬉しいです。

それがモチベーションになります。


先生の手本を左において書いた自分の字が合格した、というのとは価値が全く違います!




【心得】


本番は手本なしで書かなければならないから、早く手本から自立した方がいい、というわけではありません。

書写検定の対策は、まずはひとつひとつの字において、手本を見て練習することが大事です。

そこに一番時間を使ってもいいと思います。

基礎にあたる部分なので、そこをおろそかにしては、上級は目指せません。

字の書き方が分からない字は、適当に書かず、必ず調べます。


ちなみに私は今でも、調べます。


面倒ですが、それが一番の近道です。




【必ずやること】


過去問をとくことです。

合格を目指すには、とても大事なことです。


「硬筆書写検定 合格のポイント」という書籍が、日本習字普及協会から出ています。4級、3級、1.2級の3種類あります。

この書籍の巻末には、過去何年分かの過去問が付録でついています。例えば、3級のものを買っても、他の級のものも全部載っています。


一日一文字でもいいです。その一文字が美しく書けたことによって、他の字も変わってきます。


まずは一歩、踏み出してくださいね。