「タ」の字源は「多」です。
白川静先生によると、「タ」は切ったお肉の形なのだそうです。それが重なっているのが「多」。
お供え用のお肉らしいです。
これからは、カタカナの「タ」を見て、お肉を連想してください♪
ちなみに、「祭」の中にもお肉が!(「漢字は楽しい(小山鉄郎)」に載っています)
「祭」の左上にあります。「タ」より一本斜めの線が多いですが、これもお肉らしいです。
右上は、手を表し、下の「示」は神様をまつるときのテーブルらしいです。
「祭」という字は、神様を祭るテーブルに、手でお肉をのせる、という意味みたいです。
字源を知ると、漢字の見え方が変わりますね。
そして漢字を見るたびに、次々に疑問が湧いてきますね。
じゃあ、この字はどういう意味だろうって。
「胸」という漢字にはなぜ「凶」という字が入っているのだろう、「字」にはなぜ「子」という字が入っているのだろう…。
こうやって、疑問に思い、答えをわくわくしながら探す。これこそ学びの原点だと思います。
【本日の手本】
【書き方のポイント】
・一画目は起筆をつけて払う。
・一画目のハライは寝かせ気味に、二画目のハライは立て気味に払う。
・三画目は、始筆を一画目につけずに、少し離して書き始める。