『50度洗い』って流行ったよね? (あれなんだったんだ?)
数々の洗剤メーカーさんと研究者との雑談の中で、たまに話題に上がる(もとい笑い話に上がる)のが
「重曹なら何でもキレイになる」説と
「50度洗いで野菜が美味しく保てる」説
主婦層に人気なんですよ、とお話すると
「why!!??」と叫ばれる両説である。
あと、もう一つ「これだけは絶対間違っている60度説」がある
風呂の掃除のしあがりに、60度のお湯をかけるとカビ防止になる。説 (ほんとやめて)
スゴイ誤解がある。なんでも50度や60度のお湯が助けてくれると思うのはやめたがよい。
この文脈の中に一部正しいことがあるとすれば、こうなる⇩
〇「50度や60度のお湯で掃除したら、汚れがほどけやすい」
〇「初期のカビをこすり取るときに、お湯掛けてよく擦ったら取りやすい」
〇「酸素系の粉洗剤は50度60度のお湯で溶かすこと」
60度のお湯をかけてほったらかしていたら、余計にカビ生えるので、本当にやめて。
井戸端会議でそういう(正しい)ことを言うと、全員から嫌われるので、私はもう何んも言わない。だって、とにかく人類は「楽に時短でキレイを保ちたい」ので、耳に優しい簡単な裏ワザにとびついて、真実を聴こうとしないんだから。
「オキシだと何でもキレイになる」とかさ・・・
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鶏肉洗いも50度洗いが良いと思うだろうが、危険と隣り合わせなので、やめたほうがよい。
ちゃんと食材専用洗剤をつかって水で洗うのが『美味しく、安全」である。
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先日こんなことを聞いた。
「フルーツも50度で洗うと、新鮮さが保てるよね」っていうジュース屋台。
怖いわその屋台。