ず~っと、まるで樹海の中をさまよい続けるかのようだった。
「これをやったら抜け出せるよ!簡単だよ」
「そんなうまい話はありません!確実にコツコツやるしかないんですよ。その為にはこれです」
「熟練者じゃなくても大丈夫。この通り進めばOKさ!」
さまよい続ける私に、いろんな誘惑がささやきかけ続ける。
ダメだダメだ!いかんいかん!!
私はほっぺたをつねってみたり、自らのほっぺたをぺちってはたいてみたりして、
甘い誘惑と戦っていた。
でもね、
人間そんなに強くなかった。
気づけば私のそばには、私以外の誰かが持っていればかなり有効なグッズが揃っていた。
いや、私自身もちゃんと忠実に行動し続けさえすれば、これ以上ない武器だったと言える。
もうダメかなぁ。
樹海の中の生活にも慣れてきて、たくさんのグッズをさわりだけでも実践し続けていたおかげで多少余裕がでてきていた私は、半分夢を諦めていた。
夢
少し遡るのだが、25歳の誕生日の約1か月前。私は長男を授かった。
若くしてパパになった。周りは独身をめちゃめちゃ楽しんでいる。
目の前にいる子供は、まさに目に入れてもいたくない位可愛い。
必死な妻をもちろん助けたい。
でももっと。もっと・・・・。
欲張りで、楽天家で、なのに負けず嫌いな私は、このまま時が過ぎていくのが嫌だった。
空を見上げれば、めちゃくちゃ楽しそうに生きている人がいる。
子育てを楽しんでいる人がいる。
親父譲りの努力家(自称)の私が、やってやれないことなどほぼない!
なんて強気な思いでいた。
でも、
私の理想には「時間」と「お金」が必要だった。
時間とお金を得るための努力は沢山やったが、実際は全て中途半端で終わっている。
そう、ちょっと進んではまたわからなくなる樹海の中をさまようように、月日は残酷にも
過ぎて行った。
そんな私に転機が訪れる。
2012年12月
気づけば嫁が実績を出し始めていた。
そして私は樹海の中で出口への一筋の光を発見する。
そして今。
私はその光が出口だと信じ、一直線に進んでいる。
過去の経験がある。ちょっと転んでも「へっちゃらさ」って言いきる余裕がある。
素晴らしい仲間を得る事が出来た。
人生に何回ターニングポイントがあるのか分からない。
チャンスの神様は前髪しかないっていう。
今がその機会なのかは、わからない。
だが、今こそが最後のチャンスだと思っている。
いろんなリミッターを外した。
過去の記事とは感じが違うかもしれない。
でも今日ここに決意表明をする。
絶対に自由を勝ち取る。