今回の遍路旅初日は18番、恩山寺~23番薬王寺です。


22番、平等寺さん

大師はこの地での修行を志し加持水を求めて井戸を掘られたところ、乳のごとき白い水が湧き溢れました。その霊水で御を清められた大師は百日間護摩行を続けた後に先のお薬師さまの姿を木に刻まれ本尊として奉安し、山号を白き水が湧いたことから白水山(はくすいざん)、寺号を平等寺と定められました

こちら平等寺のご住職様は仏木寺のご住職より1つ年上になられるそうで

リモート参拝 24時間ライブ配信もされていらっしゃいます。


ご住職様はこの寄進された石の説明をして頂いてます。

なかつかさもへいさん(山口県)279回歩き遍路をされた方で記念に160回目のとき、いしいまんぞうさんと共に作られたそうです。

お二人で作られた道しるべの石は2例しかなくてその内の1つにあたるそうです。

もへいさんは280回目のお遍路の途中で亡くなられたそうです。




薬王寺



鶴林寺では、国名は忘れましたが若い女性1人、自転車で巡われているそうです。

和尚さまは外国留学経験もあり英語も堪能なので「一緒にお唱えしましょう」と誘われたと思いますが、本堂でこの時だけ33名+1名でお唱えしました。



室戸市には大師様ゆかりの場所が数多く残っていて、その一つがこの「御厨人窟」で修行時の住居として使われていたと伝えられています。
御厨人窟は平安初期、当時青年であった弘法大師がこの洞窟に居住したと伝えられています。

この洞窟から見える風景は空と海のみで、ここから「空海」の法名を得たとされる。

また、神明窟で難行を積んだと伝えられ、難行の最中に明星が口に飛び込み、この時に悟りが開けたと伝えられる遍路旅では立ち寄る場所となっています。

その瞬間に想いを馳せ




第24番札所 最御崎寺(ほつみさき)

クワズイモ伝説


こちらでも若者や外国の方々がお参りされていて皆さんと交わす挨拶も遍路旅の楽しみの一つです。





25番札所 津照寺
前回こちらでは藪蚊に刺されたことが強く印象に残っていたのか💦
今回、急いでお参りを済ませ一目散に階段を降りてました(なので写真がありませんでした😅)


26番札所 金剛頂寺


和尚さま曰く、こちらが最高の設えの祀り方だそうです。

こちらのご住職様は1つ先輩の方だそうで大師堂お参りの時にはお忙しい中を出て来て下さいました。

この一粒万倍の釜が、県の方から手厚く何処かに…と言うお話が来ているらしくて、その内触れることは出来なくなるのかもしれないですね。

本堂に対して大師堂が背を向けているのは、弘法大師の修行の邪魔をしていた魔物や天狗を、お大師様が足摺岬方面に追い払ったそうです。

 以来、大師堂は足摺岬に向けて建てられ、魔物や天狗を抑え込んでいるということをお話下さいました。




27番札所 神峰寺
狭い道を登るためタクシーに乗り換え
マスクをされてる皆さんは酸欠気味になりフラフラで階段を登ってこられました。

ちょっと危ないです、和尚さまが「どうぞマスクを外して下さい」と言われてましたが、外れる方も少なくてとても心配されていらっしゃる様子でした。



28番札所 大日寺さんでも
和尚様、密教の研究や勉強の大好きな川﨑先生は、高野山大学の特任准教授でもあられたそうで全員に書物も頂きました。



普段は拝むことができない有難い数々を見せて頂き、一瞬高野山に居るような佇まいに感激しました。

撮影できなくて皆さまにはご覧頂けなくて残念です。



29番札所 国分寺
苔むした閑寂の雰囲気とボタンやシャクナゲの華々。気品を備えた本堂や薬師如来さま。またお寺カフェもあり、ゆっくりと過ごしてみたい国分寺さんです。




今回、私が一番楽しみにしていた、21番札所太龍寺さんへは残念ながら強風でロープウェイが動かず下から遥拝となりました。

88ヶ寺の中でも一番大好きなお寺さん。個人でゆっくり巡わることになります。これも良いことですね。



お四国巡礼を伴にして頂きましてありがとうごさいます。



そして、出発の朝までお接待として持参しようか迷っていた物がありました。


その朝、止めようと決めました。


気温を心配するのであれば止めよう!と、決断したことが正解で巡礼中とても爽やかでした。


そして巡る先々で感じられたことは



本物で有る(在る)ことの大切さ。


自分が納得することです。


それを受けとる旅でもありました。


この言葉もご縁の方に届くのだと感じています。