私が平沢沼にハマって45日ほど。
なぜ今までこの人を知らなかったんだろうと後悔のような思いが湧く。
いや、きっと聴いたことはあった。
昔あったテレビの音楽番組とか、どこかで聴いたBGMとして。
けれども、その当時の私のアンテナには引っ掛からなかったのだ。
まあ、初期のP−MODEL時代はファンキー過ぎてスルーしていただろう、その感性に付いて行けなくて。笑
「美術館で会った人だろ」とか、今の私なら好きだけど。
でも、その時代の下地があっての今の平沢進。
散々聴いて、たくさんの素晴らしい曲、名曲、好きな曲があり過ぎるけれども、でも今また一周回って、私が平沢進を知るきっかけとなった曲「BEACON」に戻って来た。
これまで発売されたCDを大人買いしたいとも思ったけれども、でも、まずどのCDを一番手に入れたいかと考えた時に、散々悩んで出た答えは、去年発売された最新アルバムの「BEACON」なのだった。
そう、過去がどれほど素晴らしくてもやっぱり“今”なのだ。
“今”の平沢進なのだ。
つまり、私が出会うべきタイミングは、今の成熟した平沢進であったということ。
私は、これまでもたくさんの人やものに興味を持ち、それにハマり、痛い思いもしながら、期間の長短の差はあれどそれらを卒業してきた。
「卒業」ということは、それらから学ぶものがなくなった、それらから学ぶことは学び終えたということ。
だから、この先私が平沢進を卒業することがあれば、それは凄いことだと思う。
平沢進から学ぶことがなくなったということなのだから。
今の私にはまだ想像がつかないけれど、そこには今とはまた別次元の私がいるのではないかなと思われる。。