AVICIIと拝金主義 | ゆるりのブログ

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私個人の思うこと、感じることなどを徒然に綴っています。

私の言葉がキツく当たる方はご遠慮下さい。

お金で人は幸せになれない。



これは確実な事実。



けれども、この世の中はお金で幸せになれると思っている人がほとんどだ。



それが悲しい。



拝金主義こそがこの世の幻想。



“お金がないと生きていけない”



その思想こそがこの世の幻想(妄想)なのに、お金はこの世のリアリズムだと思われている。



それほどこの世の中における人々の洗脳は酷い。



「お金のためなら何をしてもいい」



youtubeでAVICII っていう人のベスト盤を聴いていたのだけれど、曲間どころか曲の最中にまでCMが入って来たのには驚いた。



例えば、自分がテレビを観ている最中に、いきなり他の誰かにチャンネルを変えられたらどう思うか。



ほとんどの人は、「今観てたのに!」と不快に思うだろう。



そう、それはとても思いやりのない、観ている人の人格を無視した行為なのだ。



それが、テレビでのCMとなったら容認されている。



企業のお金のために。



それは、お金のためなら観ている人の人格や人権を無視してもいいという、この社会における暗黙の了解となっている。



つまり、人間の人権はお金の価値より低い。



ということで、お金のためなら何をしてもいい、人をも殺してもいいという発想になって行く。



あんな紙切れの価値が人の命よりも重いだなんて、それはまさしく狂気そのものなのだけれど、洗脳の深い人たちはそのことを疑問に思わない。



そして、お金のために働き、お金のために死んで行く。



自分のその身を削って。




AVICII のあの有名な曲、「wake me up 」は何十億回と再生回数があって、数え切れない人たちが聴いているにもかかわらず、目覚めている人というのはこの世界にごく僅かだ。



何のためにあの曲があるのか、生まれたのか、それは人々を目覚めさせるためだろうに。



ほとんどの人にそれは通じていない。



そして、AVICII自身はというと、あれだけいい曲だ天才だと持てはやされ、この世での大成功を収め大金を手にしたというのに幸せにはなれなかったようだ。



ただ売れるというのと、自分の本当に伝えたいメッセージが伝わるというのはまた別物なのだろう。



曲に込めるメッセージや自分の思いが強ければ強いほど、世の中の人々の軽さ、軽薄さ、思いの至らなさに幻滅しそうだ。



別にAVICIIに限らずとも、昔から数多くの素晴らしい楽曲が生まれているのに、世の中が一向に変わらないのがその証拠。



人々にとって、その場しのぎの慰め程度にしかなっていない。



音楽で世の中を変える、人々を目覚めさせる、真実に気づかせるというのは無理なのかも知れない。






wake me up