お金に関しての情報、こうすれば儲かる、こうすれば金運が上がる、こうすれば節約できる、損しないなどの情報には多くの人が群がる。
まさに「お金」というのはパンドラの箱。
私たちにとってのスーパーパワーワード。
お金がお金を生み出すという構図。
私たちが多くのお金を稼ぐには、多くの人からの支持が必要だ。
それにはまず、多くの人から注目される必要がある。
炎上でもなんでも、とにかく一番は知名度をあげて有名になること。
そして、多くの人から支持されるということは、多くの人から好かれなければいけないということ。
それには、嘘でも粉飾でも作り笑いでもなんでも、とにかくイメージを良くすることが重要。
そうやって、自分のことをプロデュースできない人たちは起業をしても成功できないし、会社や組織や誰かの下に入って、その人たちの指示に従うことで給料を得るということになる。
多くの人からの支持を得られないと、多くの人から好かれないとお金は稼げない。
そういう仕組みに世の中はなっている。
お金を稼げないのは、別に善人だから、悪人だからという人間性の問題でもない。
けれども、世の中の人気者ほど(または知名度が高いほど)お金を稼げるという現象から、人は無意識に人から好かれないとお金は稼げないという考え(価値観)になっている。
それが会社員だとしても、上司や社長に好かれないとクビになる。
お金を稼げない=生きていけない。
だから、私たちが人から好かれるかどうかというのはとても重要な問題の関心ごとで、死活問題なのだ。
と言うが、
お金は愛のエネルギーだとも言う。
今はまだはっきりと言語化できないけれども、そこに矛盾を感じる。
たしかに、私たちは自分が好きで欲しくて手に入れたいと思うモノにお金を払うが、それは愛なのだろうか?
好き=愛?
欲しい=愛?
人から好かれるためのお金が愛?
本来は、私たちが奉仕の心で無償で提供したものが愛であって、そこにお金を介入させるのにムリがある。
お金がエネルギーというのはわかるが、それが愛だと言うのには違和感がある。
結局、お金を欲しがるのはエネルギー不足だから。
お金で良い思いができるから。
もっと良い思いをしたいという欲望があるから。
この世で多くのお金を手にした者は無双状態になれる。
たくさんの人から支持されるって気持ちいいよね。
自分が右向け右って言ったら大衆が右を向いて、左って言ったら左を向く。
それでお金もじゃんじゃん入ってきたら、やめられないよね、とめられないよね。笑
お金を稼げるようになった人は、ここはなんて素晴らしい世界なのだと、世の中を変える気なんて無くなる。
それで一番わかりやすいのが政治家のオジサンたちだね。笑
世の中に疑問を持つことも無くなる。
そして、この世界で力を持っているのは、そういったお金を持っている人たち。
つまり、私たちがお金というものにとらわれている限り、この世の中は変わらないということ。