始まりある時、いきなり自分という存在を認識したら。これは一体何なんだろうと思うだろう。自分とは一体どういうものなのか。永遠にある持て余す感覚。遊びといえば遊びで、暇つぶしといえば暇つぶしと言えるのだろう。悲劇のヒロイン。それもいいだろう。目の前で起こることに没頭すれば没頭するほど忘れられる。考えなくていい。自分というもののことを。その存在の意味を。自分はなぜいるのか。なぜ生まれたのか。永遠に知り得ないその答え。