マズったなと思ったけれど、私は何も悪いことはしてないし、これは向こうの問題と放っておくことにした。
平常心でいるように努めた。
すると夕方になって、外出していた旦那さんから、夜ご飯用にお弁当でも買って行こうか?と電話が入った。
向こうから前もって言ってくるなんて珍しい。
ご飯は炊かないと無かった。
昼間のことは、私は悪くないとは思っていたけれど、怒らせたことに対して少しビビリの罪悪感があったので、夜ご飯は罪滅ぼし的に何か作らないとなぁと思っていた。
けれど、やっぱり作るのは面倒だし助かるしと、思い直してお願いした。
いつものお弁当屋さんで、私が注文するのはいつも決まっている。
けれど、今回彼が買ってきたのは、コロッケとエビフライが付いたいつもより100円高いそのデラックス版。
これは昼間のことの彼なりの罪滅ぼしだろうか?
反省なんて言葉は彼の中に無い人なのに。
そして、今日は朝からゴルフでさっき帰ってきた旦那さんの手にはなぜかケーキの箱が。
「はい、お土産。」
ゴルフに行ってお土産なんてこれまでない。
しかも、何かのついでという訳でなく、その為にわざわざ買ってきたようだった。
昨日から至れり尽くせりだ。
気の毒な旦那さん。
こんな私と夫婦でいることは相当にキツイと思う。
もの好きだと思う。
けれど、そんな私を選んだのはあなただ。