水道の蛇口で、水を流しながら玉ねぎを剥いている。
剥くそばから、上の方から腐って行くので、実もどんどん剥いて行く。
すると、何にも無くなった。
芯すらない。
「無」になった。
自分の思い込みや価値観を外して行く過程のことを、「玉ねぎの皮を剥くように…」と表現することがある。
もしかしてソレかな。
そういえば、剥き切った後のことは考えたことがなかった。
水は浄化。
浄化されてどんどん思い込みを外して行くと、そこには何にも残らなかった。
自分が自分と思い込んでいた「自分」というものが、実は、実体の無いものだった。
というオチ。
多分、これが真実。
あとは、マゼンタ。
マゼンタ色に圧迫されるイメージと、花柄の背表紙のオラクルカード。
他にも、短大時代の私の嫌いだった友達が出てきた。
雨が降ってるからと、私の傘に一緒に入っていたけれど、雨が止むともう要らないと言ってその傘を道端に捨てた。
私の傘なのに…。
けれど、それに何も言えない私。
その傘を横目で見つつ、やっぱりと私は拾いに行った。
しばらく行くと、また雨が降ってきた。しかも寒い。
私は傘を差す。
その子は、通りすがりのお店に入って行き、ピンク色のもふもふのネックウォーマーのようなものを巻いて出てきた。
私とその子の性格と関係性がよく表れている夢だった。